FTAじゃないのか
共同通信が23、24両日に実施したTPPに関しての全国世論調査の結果、回答の70%を超えるのが次のようなものだったようです。
「TPP(環太平洋連携協定)交渉で一部農産物を貿易自由化の例外とする日本の主張が認められない場合でも主張が認められるまで交渉を継続すべきだ」
TPPは環太平洋の複数の国家間で幅広い経済関係の強化を目指して,貿易や投資の自由化・円滑化を進める協定ですが、同じようなものでEPAやFTAと言うのも有ります。
- FTA:特定の国や地域の間で,物品の関税やサービス貿易の障壁等を削減・撤廃することを目的とする協定
- EPA:貿易の自由化に加え,投資,人の移動,知的財産の保護や競争政策におけるルール作り,様々な分野での協力の要素等を含む,幅広い経済関係の強化を目的とする協定
それらのうち日本の場合はEPAを推進してきましたが、FTAの中にも日本のEPA同様に関税撤廃・削減やサービス貿易の自由化、様々な新しい分野を含むものも出てきて両者はには違いがほとんどなくなってきているらしいのです。
FTA・EPAとTPPとの大きな違いは、2ヶ国間で交渉するものか、多国間同時交渉するものかですが、TPPは後者です。
つまり安倍総理がアメリカ大統領と2ヶ国間交渉していたことはTPPというより「FTA・EPA」になると思います。
それなら例外が有って当然ですが、なんともよく解らないことになってきました。
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コメント
韓国とアメリカはFTAですよね。
なんで韓国はTPPに参加しないのか?
日本はTPPに固執しているのでしょうかね~
経団連などはTPPに積極的ですが、多くの製品は海外生産にシフトしたりしてしまって、純日本製品だってもう下り坂じゃないですか?
ま~どっちみち、日本はしてやられる確率が高いと思っています。
投稿: もうぞう | 2013年3月25日 (月曜日) 07:30
もうぞうさんへ
池上章さんによれば「農業こそTPPに参加して競争力をつけるべき」といいますし、TPPのメリットがよく解らないのが現状ですよね
投稿: 玉井人ひろた | 2013年3月25日 (月曜日) 19:50