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2013年3月 2日

つと豆腐

福島県の豪雪地帯である会津地方の南部には「つと豆腐」というものが昔から作られ、食べられているようですが、同じ県内でも太平洋側の浜通り地方はもちろ私が住む中通り地方ではほとんど知られていない豆腐です。

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「つと豆腐」の「つと(苞)」とは、「わらなどを束ねて、その中に食品を包んだもの」という意味の言葉です。

←つまり「つと豆腐」とは、普通の豆腐を細長く切り、それをわらで包んだもので、それをさらに塩を入れた湯で藁包みごと20分ほど煮たものになります。

これは昔、この地域では柔らかい豆腐を運ぶときに豆腐を苞にいれていたのですが、たまたま苞に包んだまま煮たら、意外においしかったことが切っ掛けで誕生したのだそうです。

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私は食べたことは無いですが、その味はわらの風味がある独特の味だそうです。

この豆腐には、煮くずれしにくく味が染み込みやすくなるという特性があるため、会津南部では煮しめ料理などにはかかせ無いもののようです。

さらに、普通の豆腐よりも日持ちがよいという特徴があるそうです。

おいしいものとは‘偶然の産物’ということが多々見受けられますが、これもその一つになるのではないでしょうかね。

こんど、近くのスーパーなどで探してみたいと思います。

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コメント

これを見れば、ケンミンSHOWがやって来ますよ!

投稿: もうぞう | 2013年3月 3日 18:56

もうぞうさんへ

最近あの番組もネタ切れ状態で“やらせ”的なのが見受けられので、来ないで貰いたい気がします

投稿: 玉井人ひろた | 2013年3月 3日 19:04

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