ごはん
「ごはん」の言葉の意味を辞書で調べると↓のような説明がされています
- ごはん[御飯]⇒めし・食事の丁寧な言い方(広辞苑)
もう一つ、この説明に出て来る「めし」の意味も広辞苑で調べると↓になります。
- めし[飯] (「召す」から)
①穀類、特に米を炊いたもの。ごはん。いい。
②毎日、時を定めてする食事。ごはん。
「ごはん」というのは主となる意味は「食事」なのですが、主食が米である日本人にとってはどうしても「ご飯=米の飯・白飯」という考えが強くなることは事実ですね。
その考え方によって、まるでコントのようなことが本当に起こったのです。
それは、先日母をいつものかかり付けの医院に連れて行ったとき、一緒に来ていたとあるおばあちゃんのお話です。
そのおばあちゃん、その日が検査の日で前回来た時に先生にこう言われたんだそうです
先生・「OOさん、次回検査をしますから、当日の朝は‘ごはん’を食べないで来てくださいね」
そう言われたおばあちゃん、先生の言いつけをしっかりと守り朝は‘ごはん’を食べなかったそうです。ところが・・・・
そして検査直前に先生が確認し、そのおばあちゃんの返答は・・・↓
先生・「OOさん、きょうの朝は‘ごはん‘を食べないで来ましたか?」
おばあちゃん・「はい!‘ごはん’は食べないで、‘パン’を食べてきました」
先生・「 ・・・ 」
まるでコントです。
つまりは、おばあちゃんしっかりと食事をとってから医院に来てしまったということで検査はできないことになり、また次回となったらしいです。
冒頭にも言いましたが、ごはんは食事の丁寧語です。先生にすれば年上であるおばあちゃんに配慮し、丁寧で判りやすい言葉で「食事」を「ごはん」の言葉にしたようですが、それが仇となって誤解を生じる結果になってしまった例ですね。
全くの笑いばなしですが、開業医とて医療現場である以上やはり誤解を生じかねない言葉には十分な考慮をすべきでしょうね
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コメント
私にとって、普通ご飯と言えば、米の飯?です。
広義では食事全般をさすのでしょうけど。
「お昼」と言うだけで、昼食をさすってのも面白いですね。
投稿: もうぞう | 2013年3月 1日 (金曜日) 21:04
もうぞうさんへ
私は食事を指す言葉は御飯も言いますが、「昼飯(ひるめし)」など、「めし」の言い方が多いですね
昼げ、朝げ、夕げ、など日本語は途中で言葉を切ったものが多いような気がします。
投稿: 玉井人ひろた | 2013年3月 1日 (金曜日) 22:13
「ごはん」という言葉は広い意味で「食事」を指します。狭くなると主食を指しますし、さらに具体的には「パン」が「ご飯」かという風になると思います。「ふくろう」と一緒ですね。
投稿: 吉田かっちゃん | 2013年3月 2日 (土曜日) 11:27
吉田かっちゃんへ
一口に梟と言っても、複数の種類と呼び名がありますからね
投稿: 玉井人ひろた | 2013年3月 2日 (土曜日) 11:35