根室半島だから“千島列島”じゃない
サンフランシスコ条約の第2章<領域>のところに有る、「第2条」の(C)にはこんなことが記載されています。
(c) 日本国は、‘千島列島’並びに日本国が1905年9月5日のポーツマス条約の結果として主権を獲得した樺太の一部及びこれに近接する諸島に対するすべての権利、権原及び請求権を放棄する。
この条文の中にある「千島列島・・・放棄」によって、元々日本国のもであった南千島の島々も“千島列島”であるからということでロシアが自国の領土としてしまいました。
このことによって、そこに住んでいた日本人は強制的に島から移住されたときからホップ領土問題が始まりましたことは、ほとんどの日本人が周知していることでしょう。
しかし、日本国内には次のような理論が存在しています。
サンフランシスコ条約には千島列島の具体的な島名が明記されていないのですが、千島列島に国後島と択捉島は属していることは間違いないのですが・・・
- 色丹島と歯舞群島は根室半島に属する諸島であり、千島列島ではないのでサンフランシスコ条約外の島々であるため占有権は日本にある
と、いうものです。千島列島に属するかしないかは賛否あるようですが、地形を見るとなおさらどちらだか迷います。
安倍総理の今回のロシア訪問でもこのことが論じられるのでしょうかね?
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コメント
なるほどね~
ところで、ロシアは例によって、日本からの経済援助を期待しているようですが、大丈夫?
投稿: もうぞう | 2013年4月30日 (火曜日) 19:18
もうぞうさんへ
日本的に言えば援助でしょうが、外国から見ればこれが本当の‘取引交渉’なのだと思います
投稿: 玉井人ひろた | 2013年4月30日 (火曜日) 19:26