« 「日輪寺の紅枝垂れ桜」・伊達氏・二本松氏 | トップページ | ボストンマラソン、危機への対応 »

2013年4月15日 (月曜日)

郡山市と青森市で○〇が敗北

福島県最大の産業と商都である郡山市の市長選は14日投開票されました。

立候補者は前回と市長選挙と同じ顔ぶれで、新人の元郵政官僚の「品川万里氏(68)」と、現職の原正夫氏(69)という2名の一騎打ちとなりました。

<結果>
当日有権者数は25万9088人、投票率は45.01%。

品川万里(しながわまさと)氏(68)=61,468票(無所属・人)
 原 正夫 (はら まさお) 氏(69) =53,812票(自公選・職)

上記のように、有利だと言われる現職が敗れ、新人が当選するという結果になりました。

当選した新人の品川氏は一貫して現職の原市長の震災対応を批判する選挙運動を繰り広げました。
その結果がこれです、郡山市民には原市長が進めた復興、除染の現状に多くの人が不満を抱えている結果が出たのかもしれません。

それにしても敗れた現職の原市長は、250を超える地区後援会を拠点に選挙活動をおこなうとともに、
今回は自民党と公明党の推選も取り付け、組織票も固めるという盤石な体制で望んだ選挙でもあり、安倍政権支持率にも押されて当選ほぼ確実と踏んでいたはずですから敗戦による落胆は想像以上だと思われます。

そして今回、原市長を推薦した与党の自民党・公明党にとっても影響は小さくないと思います。

この日同じく投票開票が行われた青森市長選でも、自民党と公明党が推薦した新人が敗れるという結果が有りました。

この二つだけで言えることではないですが、今年行われる参議院選挙において与党の自民党と公明党候補が、衆議院選のように勝てる可能性はかなり低くなってきた気がしてきましたね。

安倍内閣はTPP参加を決めましたが、今回選挙で衆議員に当選した自民党員の人数は約260名、その内TPPの参加や交渉に反対を訴えて当選した自民党議員は200名以上に上ります。

この200名の代議士先生たちは、参議院選挙までにどういう説明を仰るのでしょうかね?

| |

« 「日輪寺の紅枝垂れ桜」・伊達氏・二本松氏 | トップページ | ボストンマラソン、危機への対応 »

コメント

参議院選挙が楽しみになります。
もちろん面白ければ良いってもんじゃありませんけどね。

投稿: もうぞう | 2013年4月16日 (火曜日) 20:18

もうぞうさんへ

先日の選挙で勢いが有った維新の会が推薦した各地の市町候補も落選したようですし、さらに国会議員と有権者の考えの差が広がってきている気がします

投稿: 玉井人ひろた | 2013年4月16日 (火曜日) 22:29

有権者だって馬鹿じゃあないわ!ってことででしょうか?

投稿: 空 | 2013年4月17日 (水曜日) 04:23

空さんへ

それも有りますが、同じ党でも中央と地方支部では違いがあるということも要因かもしれません

投稿: 玉井人ひろた | 2013年4月17日 (水曜日) 17:06

書き込みをいただいてこちらに来ました。
ありがとうございました。

関西以西では、維新の会候補の落潮が目立っているようですね。中央では、同じ「万里」でも頼りない「万里」さんで、人気を集めきれない点がネックです。

参院で第一党を維持するのは相当きつそうです。

投稿: ましま | 2013年4月19日 (金曜日) 07:36

ましまさんへ

参議員の戦後の存在意義が、未だによく分からない私です

投稿: 玉井人ひろた | 2013年4月19日 (金曜日) 16:38

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 郡山市と青森市で○〇が敗北:

« 「日輪寺の紅枝垂れ桜」・伊達氏・二本松氏 | トップページ | ボストンマラソン、危機への対応 »