神の懲罰
韓国紙中央日報が5月20日に、広島、長崎への原爆投下は「神の懲罰」と主張するコラムを掲載した問題で、菅義偉官房長官が23日の記者会見で「誠に不見識だ。唯一の被爆国として断じて容認することができない」と批判のコメントを発表し、広島市の松井一実市長や長崎市の田上富久市長らも同様の抗議コメントを発表し、韓国国内でも批判が多く上がりました。
そして今日27日、コラムを執筆した金ジン論説委員は27日付の同紙面上で「(自分が本来伝えようとした)趣旨と異なり、日本の原爆犠牲者と遺族を含め、心に傷を負われた方々に遺憾の意を表します」と表明し、安倍首相らの歴史認識を批判する意図だったと釈明しつつ、被爆者らに対しては謝罪する形でこの問題を収束させようとしているようです。
さて、その記事の全容と言うか、詳細が断片的でよく解らないのでネットサーフィンしてみましたら、なんとなくわかってきました。
おおよそ次のような内容のようです。
>・・・中略・・・「ドレスデン爆撃」はナチに虐殺されたユダヤ人の復讐であり、日本への原爆投下は「731部隊」によって犠牲になったとされる、いわゆる‘丸太の復讐’だ。
ところが同じ「復讐」に遭った国であってもドイツは精神を変え新しい国に生まれたが、日本はまともに変わらずにいる。
ある指導者(安倍総理)は侵略の歴史を否定し妄言でアジアの傷をうずかせる。新世代の政治の主役という人(橋下大阪市長)が慰安婦は必要なものだと堂々と話す。安倍(総理)は笑いながら731という数字が書かれた(航空自衛隊の)訓練機に乗った。その数字にどれだけ多くの血と涙があるのか彼は解らないのか?
安倍の言動は人類の理性と良心に対する生体実験だ。いまや最初から人類が丸太になってしまった。
彼の行動は彼の自由だ。だが、神にも自由がある。丸太の寃魂がまだ解けていなかったと、それで日本に対する懲罰が足りないと判断するのも神の自由だろう。そして日本が再び、広島・長崎のような悲劇に見舞われたとしても自業自得・・・。
※、「丸太」とは、旧日本軍の「731部隊」によって細菌兵器の人体実験を行ったさいに、その実験のために集められ犠牲になった捕虜達(朝鮮人、 中国人、モンゴル人、アメリカ人、ロシア人などがいた)のことを同隊が‘マルタ(丸太)’と呼称したこと。つまり丸太の冤魂とは「人体実験によって殺された何の罪もない人々の怨みの魂」ということを意味する。
読んでみて、人として、日本人としてどう思われるでしょうか?
私は、すぐに国内で多くの批判を受けることとなった人物の言葉を思い出しました。
東日本大震災が発生し史上最悪の犠牲者を出した様子を見ながら当時東京都知事だった石原慎太郎衆議が「日本(人)は天罰を受けた・・・」と言ったことです。
韓国の記者も石原氏のも伝えようとしている思いは判る気がしますが、犠牲になった死者をなんとなく個人主張の道具に使っているようで、やはり「死者への冒涜」という感じがしてきますね。
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コメント
お晩です★
半島人との付き合い方ですが、大人の対応とか話せば分かるといったレベルは通じず、嘘は何回でも、そして大きな声で恫喝した方が勝ちになりますよね。
基本的に自らを戦勝国と思い込み、儒教的に日本を弟として認識している内は何を言っても無駄です。
投稿: M.Hermitage | 2013年5月27日 (月曜日) 22:59
必要以上に仲良くする事は無い。
それで良いじゃないですか?
投稿: もうぞう | 2013年5月28日 (火曜日) 07:12
M.Hermitageさんへ
中華思想も同じ大陸人ですから持っているんでしょうね。いずれにしても日本は単独で主張する者への理解の仕方を知らない国民性があるのかもしれません

もうぞうさんへ
その通りだと思います。それが外交だと思います
投稿: 玉井人ひろた | 2013年5月28日 (火曜日) 12:29
基本的に、神の懲罰というのは、自己の反省において口にすることで、他者に対して言えるほど完全な人間など居ないと思います。
投稿: 空 | 2013年6月 1日 (土曜日) 10:16
空さんへ
そういうものだと私も思いますが、違う考えの人もいるようです
投稿: 玉井人ひろた | 2013年6月 1日 (土曜日) 13:39