« 無理があったMとNの国民栄誉賞 | トップページ | 腰痛発生から3日目 »

2013年6月 7日

もり まさこ

もり まさこ」と言う名前で、最初に浮かぶ人物は誰でしょうか?たぶん、ほとんどの人が真っ先に答えるのは歌手の‘森 昌子’さんでしょうね。

そして、ちょっと政治経済や現安倍政権に詳しい人なら次に選ぶのが安倍内閣のなかで内閣府特命大臣を任されている福島県いわき市出身の参議院議員(1期)「森 雅子」さんでしょうか。

まだ、民主党政権化時代からテレビのバラエティー番組にゲストとして時々出演していたので以外に知っている人が多いのかもしれません。
この方の経歴と言うか、人生は実にユニークなのです

    • 12歳の時父親の会社が倒産、その時に見た弁護士の影響を受け、自分も弁護士になることを決意する。
    • 地元進学校(当時は女子高)を卒業後、仙台の東北大学に進学
    • 同大を卒業後、浪人しながら弁護士をめざし27歳で司法試験に合格し弁護士となる
    • 日弁連の留学制度の第2期生(99年)に選ばれる。
      ところが、既に結婚して出産したばかり、そこで森雅子さんは夫と相談し出産して間もない幼い我が子を連れてアメリカに行きを決め、ニューヨーク大学法科大学院にて赤ちゃんと留学生活を送ることになる
    • 帰国後、金融庁の任期付職員募集に応募し課長補佐などを務める
    • 2006年、自民党推選で福島知事選に出馬するも落選
    • 2007年、自民党推薦で参議員選に出馬し当選
    • 現在、当選一回の新人ながら内閣府特命大臣を任されている
      ※、特命=少子化対策担当、消費者及び食品安全担当、男女共同参画担当

私たち福島県民が初めて森雅子氏(森まさこ)を知ったのは、何といっても福島県知事選です。

あの時は前福島県知事の佐藤栄佐久氏が突然収賄容疑がかかり、同氏の辞職による緊急の知事選でした。

この時、野党だった民主党が自民党に対抗し「クリーンな候補者」ということで白羽の矢を立てたのが弁護士でいわき市出身の女性「森雅子氏」でした。

このころ、豊田商事問題の弁護団にも顔を出していたというふれこみで、民主党は同氏を公認推選し必勝態勢を決めていましたし、当人もその予定でした。

ところが、
知事選が開戦する寸前に森雅子氏は“自民党公認”で知事選出馬と言う、とんでもない行動に出たのです。つまり、民主党はドタキャンされたのです。

民主党にとっては「森雅子氏」という候補でほぼ勝利が決まっていたわけですから、困りに困った挙句参議院だった佐藤雄平氏を急きょ候補者に立てての選挙となりました。

結果は、本当の地元候補者である佐藤雄平氏(現福島県知事)が勝利、裏切り行為の森雅子氏は落選となりました。

というように、この方にはすこし‘身勝手’ところがあるようで、高支持率をキープする安倍首相周辺でもその存在に疑問視が広がっているというのです。

先日は森氏の秘書官が人身事故を起こしたり、同氏が発案した「女性手帳」は同性などからの猛反発で廃案になったり、国会では答弁者じゃないのに手をあげて発言したり、安倍総理が福島県に来た時は異常にニコニコとして他の議員を押しのけて総理の前にしゃしゃり出たりしているのです。

本人としては、今年の参議院選挙をにらんでの必死の自己アピールであることは間違いないのですが、あまりのも自己アピールが強すぎて、官房長官が苦言を呈するほどになっている有様です。

「急いては事をし損じる」にならないといいのですがね。

| |

« 無理があったMとNの国民栄誉賞 | トップページ | 腰痛発生から3日目 »

コメント

まさに急いては事をし損じるですね。
当地のかねこめぐみ代議士も今のところ順調ですが、似たような性格ではって思いますね。

投稿: もうぞう | 2013年6月 8日 04:57

こんばんわ。
凄い人ですね。
わざわざ、生まれた子供と一緒に、アメリカ留学をするまで、大学院へ行くなんて、凄い人ですね。

投稿: H.K | 2013年6月 8日 21:48

もうぞうさんへ

そういう人が政界そのものに多いのかもしれません。
 
 
H.Kさんへ

ほんと、その通りですね

投稿: 玉井人ひろた | 2013年6月 9日 08:05

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: もり まさこ:

« 無理があったMとNの国民栄誉賞 | トップページ | 腰痛発生から3日目 »