旡+心+夂 =?
<「旡」とは?>
- 読みは「キ」、「カイ」そして「つまる/つくす」
- 腹がいっぱいになって、ため息をついたさまを描いたもの。
転じて、人が胸を詰まらせて後ろにのけぞったさまを表わす。
<「心」とは?>
- 読みは「シン」、「こころ」そして「むね」
- 心臓の形を描いたもの。「シン」の読みは血液が血管のすみずみまでしみ渡る様子も加味されている
<「夂」とは?>
- 読みは「チ」、「おくれる」
- 下向きの足の形を描いたもの。
転じて、足を引きずるさまをを表す
この「旡」と「心」と「夂」の三つの漢字を合わせ合成され出来上がっていて「心が切なく詰まって、足もそぞろに進むさま」の意味を成す漢字が「愛」という漢字です。
ただ、その本来の意味はなんとなく解るような、解らないような・・・ですよね。
昔、明治政府が欧米的な「愛」という文字と考えと意味を国民に説明するさいに使った表現が「愛とは、大切な人のために死ねること」と記したそうですが、いかにもその当時の日本人的な考えです。
でも、今でも通じるところがあり広辞苑などの記載されている「愛」の意味は少し表面的で軽薄に感じられますね。
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コメント
直江兼続の愛も今の意味合いとは、少し違うのでしょうかね~
投稿: もうぞう | 2013年7月12日 06:59
もうぞうさんへ
そもそも、その時代の日本語に「愛する」と言うようなものが無いようです
投稿: 玉井人ひろた | 2013年7月12日 12:13