ちょーくさし
今の若い母親と言うのはとてもおしゃれですよね。姪などを見ても、子供をつれていなければ今風のどこにでもいる20代の女性です。
よく行く店にもベビーカーを押して歩く若い母親が2組、ママ友というんですよね。楽しそうに話しながら店内をこちらに近づいてきました。
歌手の幸田來未さんのような髪型とファッション、雑誌から出てきたモデルのようにスタイルも顔も良い若い母親でした。そして、話すのも今はみなほとんど標準語と言うか、テレビに出て来る若者の独特の口調です。
それを見ながら「俺たちとはまるで別の世界だな~」と、思いながらすれ違ったときに一人の茶髪の母親が笑いながら言った言葉「わたしって“ちょーくさし”」に、思わず顔を見てしまいました。
「ちょー」の意味は全国で使われる若者言葉「超=すごく」で、直ぐに解ると思いますが、「くさし」はたぶん他県の人にだとこの言葉で思うのは「何が臭い?」と思うでしょう。
しかし違います。
「くさし」とは福島の方言では「ずぼら、無精者、怠け者、手抜きな奴」という意味になります。これは「ものぐさもの(物ぐさ者)」から来た言葉です。
つまり、今風な格好とおしゃべりの中に福島弁がごく自然に紛れ込んだことになります。
わたしは心の中で「やっぱり、お前も俺と同じ福島県人」言いましたね。
方言はこんな風にして無意識のうちに続いていくんでしょうね
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コメント
じぇ・じぇ・・・で、また方言が見直されています。
昭和30年代の集団就職の頃から、方言が大切にされていたら多くの若者が苦労しなかっただろうな~
投稿: もうぞう | 2013年7月18日 (木曜日) 19:16
もうぞうさんへ
各地で“東京化が良い生活”という風潮の時代、とくに東北はそんな傾向が良いものだと信じたところが有ります。
それが原発の立地にまで繫がったと社会学者は分析していますが、今その反動が来ているのかもしれません
投稿: 玉井人ひろた | 2013年7月18日 (木曜日) 22:18
「ちょー くさし」は・は・は・・・それにしてもベビーカーの乗せられた赤ちゃん、熱そうですねえ。見てられません。抱っこの方がまだしも・・・と思うのですが・・・あの、背中が曲がったベビーカー・・・あれでよいんでしょうかねえ。
投稿: 山口ももり | 2013年7月19日 (金曜日) 11:39
山口ももりさんへ
私たちが思うより、良いのかもしれませんよ
投稿: 玉井人ひろた | 2013年7月19日 (金曜日) 21:50