アメリカは東洋を、日本を知らな過ぎ
最初は、韓国の日本大使館前に設置され、日本政府が猛抗議した「慰安婦の碑」像、あの報道は驚きでしたが、それと同じものをアメリカ在住の韓国系団体やグループの主導によってアメリカに建造設置される映像が流れたのは、さらに多くの日本人が驚き憤慨したニュースでしたね。
←この映像ですよね。現在はニューヨーク州東部のウエストバリー、ニュージャージー州のパリセイズパークとハッケンサックの計3カ所に設置されているそうですが、全米約20カ所で設置を実現させようとしているとの報道はに「まさか?!」とも思いましたが、各州とも韓国系団体の話をうのみにしたアメリカのマスコミや議員たちが「ナチスのユダヤ人虐殺に次ぐ日本軍の犯罪行為」という認識になってしまい、韓国系市長のいるカルフォルニアのアーバイン市、ブエナパーク市、メリーランド州、ジョージア州の議会までが賛同する動きを見せたんですから、さあ大変です。
ところがその設置活動が急変し、今アメリカ国内ではとん挫しているそうです。
その訳は・・・
- 日本政府はロビー活動を展開、アメリカの各要人と遭い日本が慰安婦問題で今まで行ってきたことを丁寧に説明。
- 日本国内から大量に届く「設置反対」メールで、アメリカ国内の自治体などへの圧力を与えた。
- アメリカと言う国はメールでも「署名活動」になるらしく、もうすでに「像撤去嘆願訴訟」に要する2万件以上のメールがすでに集まっている(韓国のマスコミは「日本のメールテロ」と表現)
- 韓国系の団体内でも像の金額=1体日本円で約300万円、年間維持管理費=日本円で1000万円、合計で1300万円という高額な費用(目標の20体だと2億6000万円に上る)のことや、団体内の主導権争が激化
そして、活動がとん挫する決定的だったのは、カリフォルニア州ブエナパーク市のアーサー・ブラウン市議会議員によって発せられたの発言でした。↓
「日本はアジア女性基金などを通じて元慰安婦女性に補償を行っており、当時の村山富市首相もお詫びしている。
碑の建造は日韓関係に悪影響を及ぼすし、公共の場所に建てられる碑は地域と住民に関係するものでなくてはならない」
という反対声明を受け、全米で認識が変化したらしいのです。
韓国団体は「日本は戦後、全く保証も謝罪もしてこなかった」と宣伝していましたので、それが虚偽だったことが、日本側の説明やメールを読んだアメリカ側が確認し誤解を解いたのが、理由だったようです。
すでに、韓国メディアも「計画は白紙化の公算が高い」と報じているようです。
わたしがこの問題で注目したのは、アーサー・ブラウン市議をはじめとしてアメリカ人が「慰安婦問題がこんなにデリケートな問題だったとをメールなどを読むまで全く知らなかった」と言ったことが報道されていることで、アメリカ人にとって慰安婦問題は軽視できる程度のことだったと思われていたことです。
やはり、アメリカ人にとって東洋人は蔑視対象人種なのでしょうかね
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コメント
こんばんは、玉井人さん。
わたしは、まったく日本が謝罪も保障もしていない
とは思ってはいませんでしたが、まったく充分では
ないとも聞いています。
ただどこまで保障すれば充分で、どこまでどれほど
謝罪すれば充分かは、韓国の人と、日本の人では違う
かもしれません。
ただ謝罪も保障もまったく今までなかった、ゼロ
だったと韓国の人々、団体の人が言っているのなら
虚偽ですよね。
慰安婦問題が軽視できる問題とアメリカの人が思って
いたのなら、軽視は絶対出来ない問題ですね、韓国の
人にとっても日本人にとっても。
投稿: 浜辺の月 | 2013年9月 7日 (土曜日) 23:12
浜辺の月さんへ
この問題は、真相を隠したい韓国政府と日本政府、それに日本国内の左翼系の人々の真相捻じ曲げ活動によって日韓の両国民ともに歴史認識がずれ歪曲されてしまった経緯があり、証言者の発言も二転三転して(させられた?)問題は非常に複雑です。
それは、たとえば日本が「慰安婦問題」と銘打っているのに対し、韓国では「挺身隊問題」としていることなどでも判ります。
投稿: 玉井人ひろた | 2013年9月 8日 (日曜日) 06:32
日本はおくゆかしいのを美点美徳としていますからね。
投稿: もうぞう | 2013年9月 8日 (日曜日) 07:09
下火になったという話はきいたような気がしますが、くわしい情報ありがとうございました。
ただ、私は永井荷風のファンですが、公娼制度のもとで娼婦のプライドを尊重し、境遇を逆手に磨き上げられた人格に尊敬の念すら抱くという花魁以来の伝統文化や、廃業の自由保証など娼婦の人権保護を規定した法律があって総てを「性奴隷」とする現在の判断基準で律するのは、日本男性および娼婦に対する大きな侮辱であると考えます。
さらに、戦争末期には「国民精神総動員」の政策から朝鮮民族の反感を買うようなことはできなかったはずだという点、慰安婦の主張する一般論は納得できません。
ただし、前線の現場ではすべての運営が軍にまかされ、目が届かないところで違法行為があったことは十分想像できます。
こんな感想を持っています。
投稿: ましま | 2013年9月 8日 (日曜日) 07:42
もうぞうさんへ
「黙して語らず」や「控え目」というのは、外国人には「納得している、無視している」とか「不気味」と見えるようですね

ましまさんへ
江戸時代の娼婦(女郎)の身分扱いの高さは私も知っていますので、ましまさんの言いたいことがよく分かります。
慰安婦問題では、いろいろ書きたいことをストックしているのですが、複雑すぎて文章をまとめられない長さになるためアップできないでいます。
投稿: 玉井人ひろた | 2013年9月 8日 (日曜日) 08:10
こういう問題で一番腹立たしいのは、日本人自身の口からタレこまれていることです。まもなく阿部首相のオリンピック開催についての放射能濃度の発言にもイチャモンがつくことでしょう。でも、、ともかく、日本人自身がはっきり反論してこなかったというのも問題です。その場その場のことなかれ主義が相手を好き放題にさせると思います。狭いところで鶏を飼うと、鶏同志で戦うそうですが、怖がりなんですよね。外の敵と戦う前に、内へ攻撃欲が向かってしまうのです。
投稿: 山口ももり | 2013年9月 9日 (月曜日) 07:35
山口ももりさんへ
しっかりと反論したうえで謝罪までしたんですが、仰る通り日本国内の左翼系の人々が問題をぶり返し煽る傾向は否めません。
それに、被害者の方の遺恨と言うのは消えないのも確かです。
放射能問題は、過去のスリーマイル(米)、チェルノブイリ(元ロシア→現ウクライナ)とも、だいたい3年以上過ぎると話題に上がらなくなっていきます。今回もそうでしょう。
投稿: 玉井人ひろた | 2013年9月 9日 (月曜日) 08:01