アメリカ、原爆投下質問を‘黙殺’
8月30日のアメリカ国務省の定例会見でハーフ副報道官は、アメリカの軍事介入の正当性を示すものとして、「シリア政府が化学兵器を使って多数の市民を無差別に殺しているとし、これは国際法違反に当たる」との説明を発表しました。
これは、テレビでもアメリカの長官が何度も繰り返していることなのでよく耳にするアメリカ政府の会見内容と同じですよね。
ところが、その定例会はイギリスロイター通信の記者の質問で雰囲気が一変したそうです。
<イギリスロイター通信の記者の質問>
「(シリアの化学兵器使用が国際法違反とするなら)アメリカが核兵器を使った結果、広島や長崎の多数の一般市民を無差別に殺すことになったのは、あなたの言う同じ国際法違反になるのですか?」
質問したのは、ロイターでアメリカ外交政策を担当しているArshad Mohammed記者だったのですが、それに対するハーフ副報道官は、むっとした表情になってと即答↓
「その質問は、受け入れるつもりさえないですよ、Arshadさん」
と、言うもので記者が追いすがるのを無視して、次の質問者を促したそうです。
「日本全土焦土化計画」と題された焼夷弾による主要都市大空襲も原爆投下も、最初から「‘一般人を標的にした’無差別殺戮」という間違いない残忍な行為で「C級戦犯」に値するものですからね。質問したくなります。
原爆投下のほかに、東京大空襲やベトナム戦争の北爆などについても、同様に「一般人を狙った無差別攻撃で国際法違反だったのではないか?」との意見を持つ人は多く、ネット上では世界中で「よく質問した」とか大騒ぎになっているようです。
それでもアメリカは答えられないでしょうね。世界一の犯罪国家になっちゃいますからね
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コメント
権力者の論理ですよね?
身近なところにもゴロゴロしている笑えない論理です(-.-;)
投稿: 空 | 2013年9月 1日 (日曜日) 17:12
空さんへ
「勝てば官軍」という考えとも共通しますね
投稿: 玉井人ひろた | 2013年9月 1日 (日曜日) 19:38
アメリカという国は、不思議な国です。
北朝鮮の言い分がもっともだと思うことがあります。
もっとも自分自身は見えませんのでね。
投稿: もうぞう | 2013年9月 1日 (日曜日) 19:45
もうぞうさんへ
多様性というか、連邦国家の特徴かもしれません
投稿: 玉井人ひろた | 2013年9月 1日 (日曜日) 20:42
こんばんわ。
・「文章」を読んで。
まるで、逃げるような答えを出していますね。
なんだか、遺憾の意を感じます。
投稿: H.K | 2013年9月 1日 (日曜日) 21:09
でも、実際に空爆をやるとして、前もって「やるやる」って予告してする攻撃なんて意味ありません。相手の悪宣伝の餌食になるだけです。実際使ってはいけない武器・・・を作っていることこそが人類の不幸なんです。
投稿: 山口ももり | 2013年9月 2日 (月曜日) 06:53
H.Kさんへ
これはアメリカの政府としては、そういう態度しかできないでしょうね

山口ももりさんへ
東京大空襲とベトナム空爆も「非戦闘員の一般人を標的にした」ということが国際法違反にあたるとされる最大の理由です。次に武器の種類になります。
空爆そのものについての指摘ではないはずですよ
投稿: 玉井人ひろた | 2013年9月 2日 (月曜日) 08:18
こんにちは☆
原爆投下を正当化する為の南京大虐殺であり、東京裁判です。
勝てば官軍とは正しくこのこと也。
投稿: M.Hermitage | 2013年9月 2日 (月曜日) 13:04
M.Hermitageさんへ
正義は勝」ではなく「勝った方が正義」という結末はいつでもどこでも繰り返されていますね
投稿: 玉井人ひろた | 2013年9月 2日 (月曜日) 15:15