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2013年9月28日 (土曜日)

東北の火山が・・・‘沈んでいる’

秋田駒ヶ岳(秋田県・岩手県)、栗駒山(宮城県・秋田県・岩手県)、蔵王山(宮城県・山形県)、吾妻山(山形県・福島県)、那須岳(福島県・栃木県)、これら五つは東北にある名山であり火山地帯でもあります。

東日本大震災後、人工衛星「だいち」に搭載したレーダーが送ってきた画像と、衛星航法システム(GPS)のデータを使って、震災の前後で火山とその周辺がどのように変化したのかが京都大学防災研究所によって研究されてきた結果が今年7月に発表されました。

その結果先に挙げた東北の火山帯で、5~15センチ程度、地表が局所的に沈んでいることがわかったんだそうです。

これは東日本大震災によって火山帯内部のマグマだまりが左右に引っ張られたことで、その上にある地表が沈んだと考えられ、つまり大震災によって地下のマグマにかかる力が変わった可能性があるというのです。

研究を主導した高田陽一郎助教は、「これらの沈降が、火山の噴火につながるのか、現時点ではわからない」と前置きしながらも、「(福島県の)吾妻山では、最大で15センチも沈降したことが判明したのです」と語り、
「現在、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が後継機『だいち2号』を打ち上げる準備を着々と進めています。大地震と火山の関連性についてさらに研究を進めたいと思っています」という言葉で締めくくりました。

簡単に言えば「(噴火して)危ない可能性がある」ということですよね。素人考えでもあれだけの大地震が火山に影響が無いとは到底思えません。

今回の発表で「公式には言えないことが無かったのか?」を、少し勘繰りたくなります

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コメント

やはり、あれだけの地震が広域に影響を及ぼさない筈はないですよね?
昔から京都大の学問に対する柔軟で真摯な姿勢には一目置いています、素人が生意気ですけど(*^_^*)
多分、流されないでしっかりした結果を出してくれるものと期待したいです

投稿: | 2013年9月29日 (日曜日) 07:38

空さんへ

その通りですね

投稿: 玉井人ひろた | 2013年9月29日 (日曜日) 08:35

噴火して中身が出たという沈下でない以上、地震のせいでしょう・・・なあんて素人では考えてしまいます。地球は激しく息をしてるんですねえ。それにしても・・・初めて知りました。

投稿: 山口ももり | 2013年9月29日 (日曜日) 11:22

山口ももりさんへ

考えてみれば、日本は地下の多くがマグマだまりと言う柔らかな上に住んでいるということですよね

投稿: 玉井人ひろた | 2013年9月29日 (日曜日) 16:55

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