あの時、安倍総理は宣言したが・・・
なんとなくなのか? それとも意図的なのか? あまり、いやほとんどマスメディアが取り上げることが無くなってしまった国家問題に「年金問題」が有りますよね。
あれは平成18年(2006)、誰の年金なのかわからなくなり支給されずにいる「消えた年金」の問題が民主党の長妻昭議員によって見つけだされ、国会では大論争となり当時の総理大臣は‘国会開催中に突然「体調不良」を理由に辞めてしまい’さらに大問題となり、後に政権交代にまで繫がっていきましたことは周知の事実です。
その当時の総理大臣こそが安倍晋三総理大臣(2006年9月26日~2007年8月27日在任)で、現在の総理大臣でもあります。
野党からの激しい突き上げに当時の安倍総理大臣は悲壮な形相で、こう答弁しました
安倍総理「最後の1人まで記録をチェックして年金を支払う」
そしてそれから7年が過ぎ、2006年当時に5095万件確認された誰のものかわからない年金記録は、今年現在でも2134万件が未だに不明だそうです。
<現在も未解明の2134万件の詳細>
- 「ねんきん特別便」などで本人に確認を求めても回答がなかった記録=874万件
- 手がかりが全くない記録=935万件
これらのほとんどは死亡や海外転居の可能性があるそうです。
厚生労働大臣経験者からは「すべての解明は不可能」という話まで出されているように、作業を担当する厚生労働省の本音としては、この「消えた年金さがし」の作業を打ち切りたいらしいのです。
私は知らなかったのですが、安倍総理は今年の5月に「6年前の(最後の一人まで支払う)宣言を撤回しない」という方針を表明していたんだそうですね。
ただ、「(年金の回復が)いつまでに何人、いくらになるか想定するのは困難」というコメントを付け加えたんだそうです。
つまり、厚生労働省としてはこの作業は打ち切ることができないことは決まっているようです。
国がこの作業にかけた費用は7年間で4013億円に上っているんだそうですが、これからも継続すればさらに予算が費やされるわけです。
いずれにしても、支払われなかった‘消えた年金’はすでに国が「グリーンピア」の建設に使ってしまったため無し、その莫大な年金のため年金支給額が減少の一途、そして足りないから“消費税の増額”となったわけです。
消えた年金予算、それを無駄に使った大蔵省→財務省の官僚たちは知らん顔ですし、そのことを指摘するマスメディアも皆無です。財務省とは何と強大な権力を持っている輩の(闇の)巣窟なのでしょうかね。
そう言えば、その当時安倍総理は大津波がくると自家発電装置が倒壊し、原子炉が危険な状態になる可能性がある福島第一原発について「対処します」とも、答弁していましたね。本人は「言っていない」とか答えているようですが、議事録にはちゃんと有るようです。
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コメント
まったく腹の立つことばかりです。
「私が安全を保証します。状況はコントロールされています」
ご存じ原発の汚染水の問題ですね。
「嘘も方便」などという便利な言葉があるんですね~
投稿: もうぞう | 2013年9月18日 (水曜日) 19:52
無責任な理由で辞めた前歴があるだけに(-"-;)「コントロールされているとか、安全だ」と言われても信用出来る訳ないでしょう!よくも平気で言えたものだと呆れてしまいました(-_-#)
投稿: 空 | 2013年9月18日 (水曜日) 20:30
もうぞうさんへ
何だ最近になってあの時言った言葉は微妙に言い回しが違うことを総理周辺の人々が言い始めているようです。

空さんへ
臨時国会、開くんでしょうかね?自民党としては開きたくないでしょうね
投稿: 玉井人ひろた | 2013年9月18日 (水曜日) 20:46