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2013年10月14日 (月曜日)

生きがい

今朝の地元紙(福島民報)の1面には嫌な数字が躍っていました。それは、こんなものでした↓

内閣府による調査のまとめで東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に関連する福島県内の自殺者が増加傾向にあることが判明、今年は8月末現在で15人に上り、昨年1年間の13人、1昨年の10人を既に上回ってしまっていて、その人数はなんと同じ被災県である岩手県の5倍となり、被災県で最も多い人数になっている。

平成23年からの市町村別の累計、
いわき市が8人で最も多い。南相馬市が7人、福島市が5人、相馬市が4人と続いている。
男女別では男性24人、女性14人。年代別は50代が最も多く12人。80歳以上の8人、60代の7人、20代の5人、70代の3人、30代の2人、40代の1人と続く。

福島県は自殺防止に向け「ふくしま心のケアセンター」を24年に県内6カ所開設。看護師や作業療法士、社会福祉士ら専門の職員が仮設住宅などを巡回訪問し、被災者の相談に応じているが・・・抜本的な解決策にはなっていない。

人が生きていくためには「生きがい」が、不可欠です。それは、些細なことなのですが、役所やNPOが考え準備した“テレビ向け”のようなかっこいいものじゃないのです。

草むしり、四季の変化、墓参、などのありふれた自宅での営みです。物心ついたころから心身に馴染んだ時の流れです。

それが、切れたとき誰でも・・・考えてしまうと思うのではないでしょうか

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コメント

全くそう思います。
楽しい旅行などに行った後でさえ、我が家に戻ればなぜかほっとする。その“ほっとする”ものを失ってしまったのですからね。

投稿: koji | 2013年10月15日 (火曜日) 02:04

本当にそう思います。殺されても死なないような私でさえ毎日、死を渇望してしまう瞬間があるように思います
立原道造の詩にあるような何気ないけど素朴で美しい日常がありました…原発事故が全てを目に見えないところで変えてしまった(∋_∈)
それに加えて東電を始め政府、マスコミの偏りと不誠実さが生きがいをどんどん追い出しているように思えます

投稿: | 2013年10月15日 (火曜日) 08:22

かってボランティアで自殺予防の電話に関わった事がありますが、人間の「死」は難しい問題ですね。

投稿: 吉田かっちゃん | 2013年10月15日 (火曜日) 11:11

kojiさんへ

わが家にするとホッとする。同じ車種でも自分の車は落ち着く。どちらも体に感じる生きがい的なものが存在するんだと感じます。
 
 
空さんへ

いやいや、アンドロイドじゃないですから殺されないようにしてください
冗談はともかく、難しいでしょうが公的機関ももっとじっくり時間をかけて話を聞いてほしいです。こちらだって、話のプロじゃないわけですから、上手くなんて言い表せないですよね
 
 
吉田かっちゃんへ

それは、重いはなしばかりで、自分が落ち込みませんでしたか?わたしなら、眠れなくなっちゃうでしょうね

投稿: 玉井人ひろた | 2013年10月15日 (火曜日) 12:09

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