捨てがたい、金属ペン先の‘摩擦感’
現在は、小説家やまんが家もパソコン作成が多くなったそうですが、著名な作家には今でも「原稿を書くときは、万年筆に限る」ということを語られる人がおりますね。
わたしたちというと、手書きにもっとも使うのはやはりボールペンでしょう。または、シャープペンでしょうか。でも、なかには「鉛筆がいい」というかたもいますよね。
ボールペンは非常に滑らかで書きやすいのが特徴ですが、それに対し万年筆などを好む人たちの共通の理由は「ペン先が紙をガリガリとやや抵抗のある摩擦感というか書くときの抵抗感が書きやすく感じる」という、ボールペンとは反対の感覚ですね。
わたしも、普段はボールペンですが熨斗の裏への書き入れや(表は筆ペン)、手紙を書くときは万年筆(安物)を使用します。
水性ボールペンやゲルインクボールペンも使う場合もあります。
その理由と言えば・・・
気分の問題ですが、私の下手な文字も万年筆を使うとその金属ペン先独特の紙への摩擦で、少しはましな文字になる気がするんです)
そして、こどものころ、インク瓶にペン先をさして書く様子にあこがれていたことも要因かもしれません。
あのころは、青色のインクが常識でした。それが黒色のボールペンが出てからは今では青インクで書類に書くようなことはまったく見なくなりました。
ただ、これは日本だけのことのようで、諸外国、特に欧米などでは今でも50%ぐらいは青色インクで手がきするのが一般的だそうです。
実は、昔の青色インクは乾いて時間がたつにつれ限りなく黒に近くなるのが一般的なんだそうですが、欧米ではその色が好まれたらしく色変化が無くなったボールペンでも青色のが多く使われているんだそうです。
今現在、日本のどこの役所の文書でも「黒か青のペンを使用」という注意書きが書いてあるはずですが、青色のボールペンを使って書くような度胸のある日本人はどのくらいいるでしょうか?
いないと思いますね。
わたしも、わざわざそんなことをするような面倒なことをする気はもうとうありません
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コメント
「万年筆」はあこがれでしたが、最近はボールペンですね。
複写の機会が多くなりましたし、インクが安定していますから。
投稿: もうぞう | 2013年11月21日 (木曜日) 07:15
もうぞうさんへ
昔は、憧れでしたようね
投稿: 玉井人ひろた | 2013年11月21日 (木曜日) 07:54
管理人様、はじめまして。
昔(たぶん30年くらい前)、シェーファーの「ノンナンセンス」という廉価版の万年筆がありました。
ワタクシも持っていたんですけど、
最近家を片づけてたら出てきまして。
ものは試しとカートリッジインク(青)を入れてみましたら、無事書くことができました。
最近はボールペン(ゲルインクが多いです)ばかりなので忘れていましたが、
筆先がなんとなく引っ掛かる感じ、好きな人は好きなんだろうなあ...と思いました。
ワタクシはゲルインクボールペンがいいや(笑)。
投稿: Yochan | 2013年11月26日 (火曜日) 12:49
Yochanさんへ
たぶんその万年筆は、今は価値が上がっているかもしれませんよ
投稿: 玉井人ひろた | 2013年11月26日 (火曜日) 13:59
旅先でのスケッチ、鉛筆か、マジックか、ボールペンか・・・はたまたダーマトグラフ・・・クレヨンのようなもの・・・で描くかは、結構試行錯誤しています。もう、40年ほどもね。年賀状は筆ですが、筆は手が疲れません。1日100枚くらい書いても平気ですが他のはつかれます。筆圧が要らない分、微妙な押さえ具合は熟練がいるかもしれません。
投稿: 山口ももり | 2013年11月26日 (火曜日) 15:01
山口ももりさんへ
ボールペンは相当力を入れても書けますから、自然に力が入ってしまうのかもしれません
投稿: 玉井人ひろた | 2013年11月26日 (火曜日) 16:25