シルバー川柳
宮城県の仙台市に高齢者向けのフリーペーパー月刊誌「みやぎシルバーネット」というのが有るんだそうですが、そこの人気連載に高齢者の方々が投稿した「シルバー川柳」というのあるんだそうです。
それがあまりにも面白いので、集めて本にした河出書房新社編集「シルバー川柳」いうものを見つけまして、購入して読んでみましたら・・・これがおもしろいのです。
句をいくつか紹介しましょう。
- 「ほらほらと あれ」で進行 同級会 (78才)
- 女子体操 つくづく眺め 妻怒る (90才)
- デザートが 薬に変わる 老人会 (70才)
- パソコンは 打てないけれど 釘打てる (67才)
- セールスを 愚痴で断る 妻の知恵 (78才)
- 順調に 老化してると 医者笑う (69才)
- 出来るなら 手づかみしたい 幸せを (78才)
- ゴミの日は 弱き女に 戻る妻 (67才)
- いい方へ いい方へ言う 医者が好き (69才)
- 何流か 障子を足で 開ける妻 (?)
- 小遣いを せびる孫には 呆けたふり (70才)
- 老犬と 励まし合って 散歩道 (73才)
- 共白髪 誓ったはずが 妻茶髪 (71才)
- 喧嘩した 妻の帰宅を 待つ阿呆 (76才)
- 仏滅の 結婚今頃 効いてくる (75才)
- 手が触れて パッとときめく まだ男 (79才)
全部紹介してしまいそうなので、ここで止めますが、なんとも味のある川柳ばかりで一気に読んでしまいました。
サラリーマン川柳より、面白かったです。
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コメント
ある♪ある♪っていうやつですねぇ!
こういう素直な目線を大事にしたいですよね?保護法案などに荒らされないように
投稿: 空 | 2013年12月16日 (月) 19:33
空さんへ
そのあるあるに、誰しもが近づくことへの不安を笑い飛ばす考え方を教えている気がしました
投稿: 玉井人ひろた | 2013年12月16日 (月) 23:14
私も読みました。
もう、3巻もでているのでしょうか。
人生の真髄のような核心に迫るところを
日常会話で包んでいく。
川柳は日本のほこるべき文化ですね。
http://queue-pin.tea-nifty.com/
投稿: あね | 2013年12月17日 (火) 00:19
ほらほらとあれ・・・夫婦の間も同じです。代名詞ばっかり・・・名刺で言ってくれないとわからないのよねえ。そこ、あそこ、あれ・・・ね。
投稿: 山口ももり | 2013年12月17日 (火) 08:29
あねさんへ
そうですね。私はとりあえず初版のものだけ買ってきました。

山口ももりさんへ
「あれ」を連発するのも、個人差があるようです。わが妻はものすごく多い一人です。
わたしも名詞は、本当に出なくなりました。
投稿: 玉井人ひろた | 2013年12月17日 (火) 12:39
どの句を読んでも「なるほど」が多くて笑ってしまいますね。苦笑です(^_^;)
投稿: 吉田かっちゃん | 2013年12月17日 (火) 12:53
吉田かっちゃんへ
ある程度の年代なら、だれでもなにかしら当てはまる句ですよね
投稿: 玉井人ひろた | 2013年12月17日 (火) 15:54
いずれもうまいですね~
最後の、
私の場合は、しまったってすぐに手をどける・・・ですが、うまく表現できません。
投稿: もうぞう | 2013年12月17日 (火) 19:16
もうぞうさんへ
私は手をどけないで、気付かない振りする方ですね
投稿: 玉井人ひろた | 2013年12月17日 (火) 19:31