副幹事長も、認めた暴挙
やっぱり、参議院の特別委員会でも「特定秘密保護法案」の採決が強行突破(審議強制打ち切り)されましたね。
強行後の(ぶらさがり)インタビューで、自民党の中谷元副幹事長がしっかりと答えていました。(石破幹事長も似たような言い回しをした)
「どこから見ても、この採決は暴挙ですね。
・・しかし、他に多くの法案審議も有り国会の会規日数が残り少ないので、きょう採決したことは適正であった」
ついに、副幹事長という自民党要職者が「暴挙」を認めてしまいました。そのうえで、「“忙しい”ので早く決めなければならない」という理屈のようです。
中谷さんのいうことは、ある意味では理解できます。
マスコミ各社は全く報道していませんが、今回に限らず国会では本当に多くの法案が提出されていますし、医療関係などでは早急な成立を迫られている大事な法案も沢山存在しています。
それらは、審議されずに国会が閉会されるとすべて‘廃案’になる規定になっているのです。
つまり、特定秘密保護法案の審議のみに時間が費やされると大事な法案は決まらないまま消滅してしまうのです。
例えば、担当大臣の森特命大臣(福島選出参議)は、三つの特命大臣(消費者担当、少子化問題担当)を兼任していますが、一つの審議が長引くと他に担当するものの審議が見送られてしまう可能性も出て来るわけです
だからといって、強行採決が許される行為でもなく、国民に理解されることも無いでしょうね。
ただ、これで野党が「解散、解散」と言い出したら、それも理解されないでしょう
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コメント
これ程の法案が(人の人権に絡む重大な)数の論理で(それもあの手この手のフェアと言い難い選挙の結果の(-_-#)強行されてしまうなんて、それこそ民主主義と言い難いんだけどねぇ?
投稿: 空 | 2013年12月 5日 19:42
そもそもなんで森大臣が担当なのか?疑問です。
投稿: もうぞう | 2013年12月 5日 19:43
空さんへ
自民党員、自分の選挙区には帰り難いでしょうね。
もうぞうさんへ
内閣府内にいる大臣なら誰でも良かったんでしょうが、「福島選出」ということに関係はあることは推測できますね。
投稿: 玉井人ひろた | 2013年12月 5日 19:54
毎日新聞、11月8日に特定秘密保護法案の抜粋が
掲載されました。
それを読んだだけですが、
たとえば
● 自衛隊の運用またはこれに関する見積もり、もしくは計画もしくは研究
● 防衛に関し、収集した電波情報、画像、情報、その他の重要な情報、
● ここに掲げる情報の収集整理またはその能力
などをあげています。
あげれば、きりがなく不透明だらけですが、うちの隣の人は入間基地につとめている善良な市民です。
しかし、私が、「オスプレイは入間基地に来るの?、ブルーインパルスはいつ来るの?」
こんな情報だって、特定秘密になり得ます。もしも、立ち話でこんなことを言えば、聞けば、どんなことになるのでしょう。
恐ろしい時代を繰り返したくありません。
投稿: あね | 2013年12月 6日 14:01
あねさんへ
それは、今まででも「国家公務員法の守秘義務」の内容にになりますから、立ち話で言ったとしてもその方は違反で懲役などの処罰行為になっていますよ
投稿: 玉井人ひろた | 2013年12月 6日 14:19