特輸隊のパイロット
日本は憲法9条があるため、自衛隊は国外に出ることはできませんが、湾岸戦争のときからそれは拡大解釈され、国外にも条件付きで出ることが多くなりましたが、それでも自衛隊が国外に出ることは難しいことは誰でもが知っていることです。
ところが、同じ自衛隊でも国内で反対活動どころか全く論争も起きずに外国に行っている隊が存在します。その隊の名を「特輸隊」といい、航空自衛隊の隊員になります。当然パイロットも自衛隊員なのです。
この特輸隊の任務は総理や天皇陛下ら外国に行くときに乗る「政府専用機(日本国政府専用機)」の保管整備と操縦になっています。
ですから、専用機に使われている「ボーイング747-400」は形こそアーミーカラーになっていませんが、航空自衛隊機と同じ‘敵味方機識別装置’など一部共通する装備が設置されているそうです。
ところで、チャーター便でもそうですが、政府機が外国に行ったときに機首に国旗が掲げられているのを見ることがありますが、誰が立てているかしっているでしょうか
実は、着陸して機がある程度安定したころに、パイロットが操縦席からヨジヨジと機首に出て、人力で掲げているんだそうです。
出る場所は機種にもよりますが、窓の横や天井に設けられた‘天測用ハッチ(非常脱出ハッチ)’から機外にでてやるそうです。
最も進んだ技術の塊の飛行機なのに、なんともアナログな行動だと思いませんか?
そんな旗掲げをする面白いパイロットの様子、一度見てみたいものです
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コメント
これで思い出すのが、「ワイパー」ですね。
ジャンボ機でもしっかりとワイパーが付いていますね。
投稿: もうぞう | 2014年1月24日 19:47
もうぞうさんへ
マニュアル航行もありますからね。ワイパーは欲しいでしょうね
投稿: 玉井人ひろた | 2014年1月24日 21:58