なぜか?静かな中国
2009年に尖閣諸島(中国名:釣魚島)海域で中国漁船と海上保安庁の巡視船が衝突(体当たり)事件が発生し船長が逮捕されるという(その後強制送還)ことになったとき、中国はレアアースの輸出制限という対抗処置を取り激しい抗日体制を取りました
2012年の尖閣諸島国有化の際には中国全土で反日デモが発生し日系商店や自動車販売店が襲撃されるということが発生、しかし中国政府当局はデモを容認する態度に出ました。
2013年12月、安倍総理が靖国神社参拝を行いました。中国は猛抗議を伝えてきましたが2009年や2012年のようなことは無く・・・報道を見る限り、なぜか異様に静かな中国だと感じませんか。
中国の簡易投稿サイト・微博などでは、過去と同じようにネットユーザーたちが「わが国は日本へ対抗措置を取るべき、日本製品ボイコットだ」との声が多く寄せられているそうです。
ところが、過去のデモなどの時に日本国内の経済学者が説明したように、対抗処置をすればするほど困るのは中国側であることが立証され、中国政府としてはできない状態のようです。
例えば、中国が09年に行ったレアアースの輸出制限、これによって世界中が中国以外からの輸入に転換したため「中国製レアアース価格が下落」という現状になってしまったそうで、世界最大のお得意様である日本への輸出規制などしたら死活問題だそうです。
日本製品不買運動の反動から、現在中国では日本車の販売が急増状態だそうで、それを断ち切るなど不可能だそうです。
中国は日本を痩せた野良犬と言うような表現をしますが、その野良犬を追い払うために投げた石が跳ね返って自分のところに飛んできて痛い目にあったようなもの、または自分の足に石を投げて大怪我をしてしまったようなものでしょう。
つまり、日本が中国経済にとってどれだけ重要な位置にいる国なのかは、中国首脳たちは痛いほど知っているわけでして、デモを抑えているのかもしれません。
あとは、靖国参拝の意味をどこまで聞いてくれるか、外交の努力することでしょう
ただ、静かなだけに・・・かえって不気味です
| 固定リンク | 0
コメント
もともと中国や北朝鮮の動向を逐一、話題にしすぎると思っています。
もちろん報道の自由は当然ですが、やりすぎはいかがなものかと?
ちょっとはずれコメでしたね。
投稿: もうぞう | 2014年1月11日 (土曜日) 20:07
こんばんわ。
確かに、いつ「反日デモ」を、やり出すか分かりませんね。
中国に住んでいる日本人も、油断は出来ませんね。
投稿: H.K | 2014年1月11日 (土曜日) 21:48
もうぞうさんへ
小さなデモを誇張されたら大変ですし、日本のマスコミも静かでいいです

H.Kさんへ
たぶん今回は、無いかもしれません
投稿: 玉井人ひろた | 2014年1月11日 (土曜日) 23:52