日本の戦車を輸出?!
日本政府は、安倍首相の武器輸出緩和政策の一環として、トルコとの間で新たに戦車のエンジンを共同開発する計画があることを発表しました。
これは、日本の陸上自衛隊が保有する「10式戦車」に使われている三菱重工製のエンジンの性能の素晴らしさに着目してのトルコ側がからの要請からのようです。
やり方としては、三菱重工業とトルコ企業が合弁会社を設立して開発することが検討されているようで、これは国際共同開発への国内企業参加を条件付きで認めた2011年12月策定の「防衛装備品の海外移転基準」に基づくものとして位置づけるようです。
この日本の戦車の、エンジンが凄いのです。
- 1200馬力、V型8気筒4サイクル水冷ディーゼルエンジン
- 想定最高速度は時速70Kmを出すことが可能
- 電子制御式ユニットインジェクタ
- 可変ノズル排気ターボ過給機
- 変速方式は3速の有段変速と、世界初のハイドロメカニカル式無段変速機油圧式を組み合わせによりあらゆる回転域で最適な変速比を得ることが可能となった
トルコ、特にトルコ軍はこのスペックを見ただけで欲しくなることでしょう。
これからこう言うことが今年はエスカレートしていく予感が、どんどん大きくなっていくニュースです。
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コメント
こんばんわ。
それって、明らかに「違反」ですね。
安部氏は、一体何を考えているのでしょうか?。
何も、戦車を「輸出」する事は、無いと思いますけどね。
投稿: H.K | 2014年1月 4日 (土曜日) 21:12
H.Kさんへ
戦車は輸出しませんし、違法でもありませんよ
)
投稿: 玉井人ひろた | 2014年1月 4日 (土曜日) 21:29
新年のあいさつはいたしませぬが、
今年もよろしくおねがいいたしまする。
さて、頭書の件、
心情的にもやもやしたものを感じます。
「武器は持たない」と、いう憲法9条がありながら
武器輸出とは!!
そういえば、「武器輸出3原則」というのが
ありましたねぇ。
「共産圏にはださない、というものに始まって
三原則対象地域以外の地域については憲法の精神にのっとり、「武器」の輸出を慎む。
武器輸出三原則における「武器」は次のように定義。
軍隊が使用するものであって直接戦闘の用に供されるもの
本来的に、火器等を搭載し、そのもの自体が直接人の殺傷又は武力闘争の手段として物の破壊を目的として行動する護衛艦、戦闘機、戦車のようなもの」
アメリカでは、たしか 1400万人だったかが武器産業に
かかわっている。だから、常にどこかで戦争が
あってほしい、という必要性はわかりますねぇ。
日本も「つつしむ」という日本語では
どうにでもなるというもの?
投稿: あね | 2014年1月 5日 (日曜日) 00:36
「共同開発」?
ムムム、抜け道? 「武器輸出」の?
投稿: あね | 2014年1月 5日 (日曜日) 00:42
あねさんへ
法的には禁止されていませんので「慎む」が限度の表現となっていますが、三原則というのが固定観念として独り歩きしている現状としては、限りなく違憲になると言えますね。
投稿: 玉井人ひろた | 2014年1月 5日 (日曜日) 08:15