2万8千人を超える人々
現在の、福島県内に設置された仮設住宅の状況は次の通りです(2月25日朝刊より)
- 仮設住宅の設置戸数=16,800戸
- 仮設住宅の入居戸数=13,690戸
- 仮設住宅の入居人数=28,514人
- 仮設住宅の利用延長期限=平成27年(2015)3月まで
(※仮設住宅の利用期限は原則‘2年’と定められている)
見ての通り仮設住宅の入居率(利用率)は「81.5%」、そして法的に仮設住宅に住んでいられる期限は平成26年度末までと、あと1年間と迫ってきています。
そして、3年目を迎えた仮設住宅は福島県の変化の激しい自然環境で老朽化しています
しかしながら避難者の戻る住宅の準備は未だに進まず、住宅除染もまだ50%足らずです。そのため政府は除染完了期限をさらに3年間延長することを打ち出しました。
除染業者は作業を早めることを求められ、作業内容の見直しなどが行われていますが、この除染業が無くなってしまうと、現在の“建設業バブル”がはじけ一気に収入が減る不安がでてくるため、もしかすると建設業界関係者で‘遅延行為’をやってくる業者も出て来る可能性があります。
実際に出ているのかもしれませんが、そうなればさらに仮設入居者が普通の生活に戻れる日が遅れてくることでしょうし、そのしわ寄せは廻りまわって我々にもとんでもないところから影響が出るかもしれません。
われわれは、考え方を変えるときなのでしょう。
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コメント
なるほど次から次へと問題が出てきますね。
将来を見据えた対応をしてほしいところです。
投稿: もうぞう | 2014年2月25日 (火曜日) 19:17
もうぞうさんへ
ダラダラと時間と予算が流れている気がします
投稿: 玉井人ひろた | 2014年2月25日 (火曜日) 22:22