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2014年3月28日

ヘッドハンター

「ヘッドハンター」の意味には①優秀な人材のスカウトを行う人。②首狩り人。③企業の雇用担当者。と言うような意味がありますが、ほとんどの場合①の意味で使われます。

昨年末の2013年12月に、カナダに本社を置く情報サービス企業大手の‘トムソン・ロイター’、通称ロイターが日本で暗躍する人物=「ヘッドハンター」について記事を発表しました。

そのヘッドハンターがハンティングとは、私たちが考えるそれとはちょっと違います。

ロイター記者が接触した人物の行動範囲は宮城県の仙台市、ヘッドハンティング対象者は仙台市内にいる‘ホームレス’、そしてそのホームレスの就業先は主に福島県で除染作業や原発の入り作業を担っている企業なのです。

その人物は、紹介料を1人につき1万円を企業から受け取る仕組みになっていました。

報道では、その紹介されたホームレスたちは最低賃金と同等またはそれ以下で働かせられ、作業内容の危険性にもかかわらず、保険に加入することも、放射能測定機を利用することもできないでいるとなっていることをあげていましたこれは、除染などの作業を早めることを優先したため、通常の建設の場合に適用していた業者の規制を放射性物質汚染対処特措法によって放射線作業に関して緩和策をおこなったことで、こういうヘッドハンターのような“職業”が出現し、現場でのトラブルが増えているとの分析をロイターでは行って‘日本で起きている悪行’のような伝え方になっていました。

さて、東京電力の試算によれば、福島第一原発の廃炉作業には2015年だけでも1万2000人の労働者が必要と試算されているそうですが、政府の発表によれば現在廃炉作業に従事している労働者数は約8000人程度であり、3分の2ていどしか作業員を確保できていない現状があります。

さらに、東京オリンピックに向け建設業界の人員は不測の一途になる予想がされています。

私としては「廃炉、原発反対」とか、口ばっかりの人たちより作業員を確保していることの方が現実的だと思うのです。
もちろん、除染トラブルや暴力団などが介入することは有ってならないことですが、それは監視体制を強化すればいいことのように思えます。

ちょっと乱暴な意見ですよね。

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コメント

かって、問題になっていた原発ジプシーが、今は形を変えて廃炉作業に使われている(-.-;)…最先端の前人未到の事業だった原発に右も左も知らない素人を使い回ししていること自体が相次ぐトラブルの元だと思います!
本気でトラブルを収拾するつもりなら、それこそ技術者のヘッドが自ら陣頭指揮をするべきでしょう!(-"-;)

投稿: 空 | 2014年3月29日 07:40

空さんへ

その指導管理者が、規定時間を越して就労できなくなっていることがさらに問題を複雑にしています

投稿: 玉井人ひろた | 2014年3月29日 17:11

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