蕗の薹
昔からの言葉に「薹が立つ(とうがたつ)」という言葉が有りますね。
意味は少し盛りを過ぎたこと、特に少し年齢が上がり結婚適齢期を過ぎたような女性に対していう侮蔑な言葉として使用されます。
薹は「フキノトウ」のことですが、フキノトウは花が咲き終り茎が伸びてしまう(蕗の薹が延びて立つ)と食べられないことから発生した、女性にはまことに失礼な言葉です。
実は、フキノトウは花が咲き終わり大きく伸びた状態の茎も、ちゃんと処理すれば塩漬けなどのしておいしく食べられます。
女性だけじゃなくフキノトウ自体にも失礼な言葉です。このことば、そのことを知らない人によって作られたのでしょう。
春の新芽を食べると若返るということが信じられてい頃があったそうですが、フキノトウを食べる習慣もそこから発生していることは間違いありません。
以外にそれは迷信でもなく、フキノトウのあの独特の苦味は胃腸を整え、食用を増進させ、新陳代謝をうながし、煎じて飲むと咳・去痰の生薬にもなるらしいです。
新陳代謝がよくなれば体が若返るわけでして、昔の人は直感でそれを悟っていたのかもしれませんが、なんでも食べられる現代ではその感覚は退化してしまったのかもしれません。
朝ドラ「ごちそうさん」で天才で変わり者の教授が絶叫した「人間は進化しているのか?退化しているのか?解らん」というセリフが妙に的を得ていて頭に残りました。
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コメント
個人的には、いまいち好きではありません。
天ぷらなら食べますけど。
投稿: もうぞう | 2014年3月23日 (日曜日) 19:13
もうぞうさんへ
あの苦味が好き嫌いを分けますね
投稿: 玉井人ひろた | 2014年3月23日 (日曜日) 21:11
こんばんわ。
「ふきのとうの天麩羅」ですか。
実は、未だ食べた事がありません・・・。(゚ー゚;
投稿: H.K | 2014年3月23日 (日曜日) 21:20
H.Kさんへ
‘おとなの味’ですよ
投稿: 玉井人ひろた | 2014年3月24日 (月曜日) 15:02
蕗のとう・・・だーいすきです。もう、お味噌にしても食べましたし天ぷらも食べました。苦味は好きです。酸味がちょっと苦手なのです。とうがたった・・・という言い方は確かにありますね。
投稿: 山口ももり | 2014年3月24日 (月曜日) 15:15
山口ももりさんへ
わが家では味噌汁には入れたことが無いですね。
投稿: 玉井人ひろた | 2014年3月24日 (月曜日) 19:20
私の先輩はとうがたったふきのとうの茎を佃煮にしていますよ
蕗よりも柔らかい佃煮が出来るのかも知れません?
投稿: 空 | 2014年3月25日 (火曜日) 19:24
空さんへ
私の知人もそれをやるそうです。
投稿: 玉井人ひろた | 2014年3月25日 (火曜日) 19:46