民意を尊重すれば“合法”
今回のウクライナのクリミア自治共和国が国民投票経てクリミアの人々がロシアへ編入を決めたこと、それをロシアが併合を認めたことへの各国の対応が、わたしにはどうしても理解しがたいのです。
欧米を中心に、アジアでは日本はもちろん中国までも含め国々が「違憲だ」とか、「ロシアの行動は間違っている」と批判と制裁のオンパレードですよね。
今まで、欧米が‘内政干渉’する場合は、その国の大統領や政府が国民の意見=民意を無視し、デモ隊に発砲したり弾圧を加える、いわば民主主義をまもるためという大義でした。
しかし今回は仮にもある程度の独立した自治権を有する「自治共和国」が、首相名で国民投票を行いウクライナからの離脱とロシア併合を‘国民’が決めたことをなぜアメリカなどが中心になって反対するのかが、どうしても合点がいかないのです。
自治共和国とはそれだけ独立性が認められものらしいですし、そこからしても欧米の対応には疑問が出るんです。
もともとクリミア自治共和国はウクライナ編入時にトラブルも有り、独立願望が強い値域で、公用語もウクライナ語じゃなくほぼ100%がロシア語を使い、1992年(平成4年)には独立寸前までいったのですが、ロシアの援助が無くなってとん挫した経緯もある自治共和国でもあります。
つまり、ここはロシアへの望郷の念が強い国民が非常に多いわけです。
アメリカが大好きな「民主主義」とは国民の望みを重要視すことだと思いますが、今回はその逆(民意=違法)のことを主張しているようにしか見えないのは、私だけでしょうか?
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コメント
難しいことは解らないのですが、私も同感です…何が問題なのか???
…靖国問題も詳しいことを知る迄は、何で大騒ぎするのか?解りませんでしたが、神社を利用する軍国主義(特に時代錯誤の会館は不気味です!)に問題ありなんだ!と納得しました
投稿: 空 | 2014年3月21日 (金曜日) 06:49
空さんへ
たぶん私たちには判らない外交理由が有るのでしょう。
個人的な意見でないことを祈りたいです
投稿: 玉井人ひろた | 2014年3月21日 (金曜日) 09:20
わたしもその点は、疑問に思っています。
もちろん詳しいことは知りませんのでね。
ただ常々あの国は、正義と民主主義の名の下に、うがった見方をしているように思います。
投稿: もうぞう | 2014年3月21日 (金曜日) 20:12
もうぞうさんへ
オバマ大統領は、ああいう風に言いましたが現地ではちゃんとアメリカ軍などが選挙監視に入っていたそうで、実情はロシアの行動を容認しているらしいのです。
投稿: 玉井人ひろた | 2014年3月21日 (金曜日) 21:44