夏の‘虫よけ’には・・・
気温が上がり害虫が増える季節、特に畑や庭などで悩まされるのは顔に飛来し、纏わりついて離れず、悪くすると目の中に入ったりするとっても厄介な吸血害虫の「ブヨ(蚋)」です。
そこで今頃の季節から必ず私が愛用する虫よけスプレーがあります。
←がそれです。「医薬品」の文字が見えるように、これは‘虫よけ成分’が12%とかなり多く含有している製品です。これを耳の裏やその近くの首筋にスプレーするか手にやって塗るとブヨは来ないので助かります。
ちょっと単価は高くなるのですが、安価な医薬品外の製品は、虫よけ成分が5%前後ぐらいの含有と少なく、(蚊には効くのかもしれませんが)ブヨには効き目が無いのでこれにしています。
その虫よけ成分とは、何処のメーカーでも「ディート」を使用しており、これを使った製品には必ず「しっかり効く」ということが記載されているのが常で、それだけ強い成分であることはなんとなく分ります。
でもその「ディート」が入っている虫よけ製品には、必ず子どもの使用についての注意書きが記載されているのですが、それを読んでいる人は少ないのではないでしょうか?
- 6ヶ月未満の乳児には使用しない
- 6ヶ月以上から2才未満には、1日1回の使用にする
- 2才以上から12才未満までは、1日1回~3回までの使用にする
上記のように12歳未満の子供に使用するときは保護者などの指導監督のもと必ず守るように注意書きがあります。
それはどうしてなのか?
この「ディート」は、もともと米軍が開発したもので、戦地の兵士の虫よけとして使われていました。
蚊というのは、人の出す炭素ガス(二酸化炭素)に反応して寄ってくる習性が有ります。
ディートには、その蚊の触覚を麻痺させ、炭酸ガスを検知出来ないようにするというのを利用した虫よけ剤です。
悪く言うと神経毒性のある成分になりますので、アメリカでは危険を勧告、カナダでは子供に使用することに規制をかけているくらいです。
また、このディートには「湾岸戦争症候群」と密接な関わりがあるのではないかと疑いもささやかれている代物です。
*湾岸戦争症候群とは・・・・
1991年の湾岸戦争に従軍した兵士が帰還後、集団的に発生した白血病・癌・脱毛症・痛み・疲労感・記憶障害などの症状の総称。
帰還兵のみでなく、帰還兵の妻から生まれた子供に、出産異常や先天性障害の多発が報告されている
そうなると、もっと安全でブヨに効果があるものはないのかと探してみたら、意外なものが出てきました。
アロマを使っての虫よけというとどのサイトでも第一には「ハッカ油(ペパーミント)でした。
そしてシトロネラ、レモンユーカリ、ゼラニウム、レモングラス、などの精油がいいと出ていました。
これらは、全て蚊が嫌がる香りなんだそうです。
ですから、それらの成分が多く使われた制汗、防臭剤である「シーブリーズ」などは、へたな虫よけ剤より虫よけ効果があるんだそうです。
ただし、わたしが最も避けたいブヨに効くかどうかが不明ですね。
ところが以外にも、ブヨに効く虫除けにはあのEXILE(エグザイル)がCMしている「エアーサロンパス」が効くというのです。そこに含まれる「サリチル酸」が有効なんだとか・・・。
- 「L-メントール、dL-カンフル」(局所刺激作用により血液の循環をよくする)
- 「サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール」(皮ふから吸収されて鎮痛消炎効果)
- 「ユーカリ油」(鎮痛消炎効果とその刺激を持続させる)
この‘エアーサロンパスEX’の有効成分をよく見ると、ハッカ油のスースー成分であるメントールは入っているし、ユーカリも入っているし、何だか全部虫よけ成分で出来ているように見えてきたんです。
これがブヨに効くなら一石二鳥で、ありがたい話しです。
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コメント
興味深い記事でした。
普段は用事無いですが、山に行くときは要る場合があります。
エアサロンパスが有効なら一石二鳥ってやつですね。
投稿: もうぞう | 2014年5月 2日 05:32
もうぞうさんへ
そうですよね。試してみたいと思います
投稿: 玉井人ひろた | 2014年5月 2日 08:55
へ・え・・・・ムヒの虫除けですね。覚えておかなくっちゃ。
投稿: 山口ももり | 2014年5月 2日 10:49
山口ももりさんへ
ついでに、エアーサロンパスもどうぞ
投稿: 玉井人ひろた | 2014年5月 2日 12:17