小学6年生が徴兵?!
北朝鮮国内は、一般市民への食料の配給制度が崩壊し、昨年に北朝鮮政府は全国民への配給正常化を宣言したんだそうですが、それは未だ実現されず、今年1月に米が配られたのは首都の平壌市民にだけだったそうです。
それなのに、現政権下では中朝国境警備が厳重になり軍備への予算を回すことに主力を置き、国民の経済活動は停滞する一方だそうです。
ところが、その軍隊も武器には予算を回すが、そのかわりに兵員への食糧はカットされ軍の最前線部隊では栄養失調が蔓延しているんだそうで、脱営兵が例年の7~8倍に増えていることが確認されているそうです。
そこで、不足する兵士を補うため入隊基準の身長体重を引き下げたという話が伝わってきているとのことです(東京新聞編集委員の五味洋治氏の話しより)
もっと具体的に言います。
<北朝鮮の軍隊への入隊基準(1990年代)>
- 身長⇒150cm
体重⇒ 48kg以上<新たに引き下げられた入隊基準>
- 身長⇒143cm
- 体重⇒ 37kg以上
さて、日本の自衛隊の入隊基準を比較のために表記しましょう
- 男子>
身長⇒155cm以上
体重⇒ 47㎏以上 - 女子>
身長⇒150cm以上
体重⇒ 43㎏以上
日本の自衛隊の基準でも「男子≒中学2年生男女の平均以上」、「女子≒中学1年生男女の平均以上」となっていますから、かなり小柄な人でも入隊が可能になっています。
つまり、見て分かる通り、北朝鮮のは引き下げ前の基準でも日本の女子自衛隊員の基準値であり、今回新たに引き下げられた数値は日本の小学6年生とほぼ同じという小柄さになります。
これだけで、北朝鮮国民の栄養状態の悪さを表しているかのようです。
ちなみ、少量不足で日本が最も栄養状態が悪かった太平洋戦争時の徴兵検査での「甲種合格(合格すると男子としては名誉だったが、翌年入営し2年間の兵役が決定するものでもある)」になるには、身長は152cm以上が必須条件でした。(私の亡き父は「甲種合格」で飛行兵予定だったが、入隊寸前に終戦となった)
<参考=徴兵検査の段階>
- 第一乙種⇒甲種基準には少し欠けるが事実上の徴兵合格
- 第二乙種⇒兵役は直ぐには無い。(ここから以下は事実上の徴兵検査の不合格と見られた)
- 丙 種 ⇒身体に欠陥は多いが、兵役以外は可能な者
- 丁 種 ⇒心身障害者のため兵役に適さないない者
- 戊 種 ⇒重度の病気のため兵役に適さない者
こうみても、北朝鮮の新たな基準の小柄さがよく判ります。まるで女性を多くしようとしているよいうにも見えます。
それに比べて、上層部の肥えた体形は・・・見苦しい限りです。
それでもクーデターが起こらないのが、北朝鮮の最大の不思議です
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コメント
かの国の指導者とされる金は、太って腹が出て糖尿病だとか?
過食症との噂もありますけどね。
投稿: もうぞう | 2014年5月29日 (木曜日) 19:33
もうぞうさんへ
親も(糖尿病)そうだったんじゃないですかね。
投稿: 玉井人ひろた | 2014年5月29日 (木曜日) 19:39