‘アメリカ様’の飛行機が不時着
昨夜、22日の午後7時5分ごろは福島空港(福島県須賀川市、玉川村)に「飛行機が故障炎上している。緊急着陸を要請している」というような連絡が入り、空港や周辺では最悪の状態を想定し、消防車両などが準備され待機したそうです。
それらの人々が待ち構えた福島空港に緊急着陸したのは、なんと米軍機だったのです。
←機は、アメリカ軍所有の小型機で、「ビーチクラフトキングエアC-90GT」という形の双発プロペラ機。
これは隊員が基地間などの移動のため使用されるもので、一般人用の時にはビジネス機というもののようです。
同機は神奈川県の厚木基地から青森県の三沢基地に向かっていたようで、機内にはパイロットを含めた乗務員が3名、そして3歳の幼児とその両親の3名(親子は休暇中の移動だった)の合計6名が乗っていたそうですです。
トラブルは、飛行機の計器の中のヒューズが燃えただけだったらしく、それもすぐに消え、着陸には支障もなく、怪我人も無く、無事着陸となり・・
めでたし、めでたし、でしたが、・・・が
ここから、福島県民は米軍機不時着と言う初体験に加え、初めて日米地位協定というのを実感することになったのです。
この緊急事態によって、空港には消防車8台が出動、その中には当然ながら消防署から連絡が行くことになっている地元の消防団員も都合をつけて数多く集まることとなりました。
さらに、この時刻に大阪へ向けて飛び立つはずだった「福島発・大阪行き」の最終便は滑走路の使用が禁止され、離陸が遅れ、当然ながら乗客も機内で1時間半という長い時間を待たされることになりました。
それだけの騒ぎを起こした、今回の緊急着陸なのですが、それが‘米軍機’であるため福島県の空港なのに日本には原因調査など一切の権限が無いのだそうです。
ですから、救助や火災対処に集まった人々には「後はアメリカでやるから、あなた方日本人はお引き取り下さい」というようなかっこうとなったようです。現場に駆け付けた消防署員や消防団員のほとんどが、なんとも腑に落ちなかった人は多かったはずです。
これが、本当の日米の地位関係なのです。
やはり、日本は今でも植民地のようであります。
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コメント
日曜日20:00からの第2放送の竹田まさみの「海賊が動かす世界の歴史」(再放送は次の日曜日の10:00)は大変面白い。スペインの無敵艦隊を破ったのはイギリスの海賊とスパイで,特にスパイは剣橋大学で養成された,てなことを言っていました。
独立国家を維持するのは,容易なことではないのです。
集団的自衛権行使の容認位で済む話ではないことをこの際だから皆でしっかり考えた方が宜しい。
投稿: 弥勒魁 | 2014年5月23日 (金曜日) 14:49
弥勒魁さんへ
そういう時期なのでしょうね
投稿: 玉井人ひろた | 2014年5月23日 (金曜日) 16:32