焼身自殺はフランシーヌやチベット族僧侶のつもりか?
昨日の日曜日の午後2時ごろ、JR新宿駅(東京・新宿区)南口付近の歩道橋で男性が焼身自殺を図ったというニュースがありました。
>2014年6月29日(日)午後2時過ぎ、JR新宿駅(東京・新宿区)南口付近の歩道橋上で、きちっとネクタイを締めたダークスーツ姿の50代くらいの男性が、腰を下ろし拡声器を持ち「集団的自衛権反対」などと約1時間にわたって主張していた。
その後、通報により集まって説得していた警察や消防の目の前でペットボトルに入ったガソリンとみられる液体を自分にかけ、ライターで火をつけ焼身自殺を図る。
直ぐに消防が下から放水などをして火を消したが、男性は全身やけどの重傷。
その訴えていた内容や様子の一部は動画で配信されているのでかなりの方が見ているかもしれません。
焼身自殺という「命がけの訴え」といえば・・・
まず思い出されるのは、世界中に衝撃を与えたのが、昭和44年(1969)3月30日、日曜日の朝。パリの路上でフランシーヌ・ルコントさんという30歳の女性が、「ベトナム戦争反対」などを訴えて焼身自殺したものでしょう。
日本でも「・・・♪フランシーヌの場合は、あまりにもおばかさん♪・・・」と言う歌詞の歌が流行りました。(ただ、フランシーヌは精神病を患い通院していたという話もある)
そして、この焼身自殺と言う行為が今現在でも続発しているのが中国チベット自治区です。(すでに100人以上が亡くなっている)
行っているのはチベット族僧侶たちで、ひたすらチベット族への弾圧をやめるよう中国政府に訴え、ガソリンなどを浴び公衆の面前で合装礼拝の姿のまま丸焦げになった死体は、凄まじいとしか言えないものです。
ダライラマは「最も大切な命を他人のために投げ出し、世の中の不条理を問いかける行為だ」と敬意のコメントを出していますが、あまりにも続発するので心を痛め、命がけの訴えを取り上げずにいる中国政府の対応を批判しています。
さて、この訴えかたを日本人はどう見るでしょう?
そのやり方があまりにも凄まじすぎて、逆に臆してしまうのが日本国民じゃないでしょうか?
集団的自衛権は公明党がなんだか譲歩するようで、安倍総理が意図するように決まっていく公算が強くなってきました。
それが、いいのか?悪いのか?はっきりと判る事態(戦闘)が起こらないように、日本政府には外交力を磨いてもらいたいものです。
| 固定リンク | 0
コメント
政府批判を時々書き込みますが、このような大きな問題?は難しすぎて、批判すら出来ません。
しかし政治って本当に・・・
憲法を変えずにここまで解釈を変更できるのか?
それも与党だけで?
投稿: もうぞう | 2014年7月 1日 (火) 07:17
こんにちは。。。
今回の「集団的自衛権」なる問題。。。
「歯止め」とか「三項目」とか言っていますが、その根本は実にわかりやすいことで、「もうぞう」さんも書いておられますが、《憲法を変えずにここまで解釈を変更できるのか? それも与党だけで?》ということに尽きると思います。
解釈の変更で国の大もとが壊されてしまうのですから。
まさに《アベ暴走クーデター》ですね。
投稿: ススム | 2014年7月 1日 (火) 10:18
もうぞうさんへ
‘有事’、つまり緊急時には今回のも有りかと思いますが、乾球的に可能だとなるとどうしても憲法9条は枷になり、変えるしか無くなることを狙っているのでしょう。

ススムさんへ
与党だけで決、衆議院だけで決、参議院は役に立たない。
この構図をなんとかしないとならないことを、マスメディアは論じるべきでしょう
投稿: 玉井人ひろた | 2014年7月 1日 (火) 11:58