取り締まり・・・“ミス”
7月24日(木)、福島県警本部は7月24日、駐車禁止路線ではない、県内のいわき市と喜多方市の各市道1路線において誤って駐車違反を取り締まっていたということを発表しました。
同時に、県警本部の菅野将男交通部長より「当事者と県民にご迷惑を掛けたことを深くおわびします。今後は指導・管理を徹底して再発防止を図ります」という謝罪が行われました。
もうちょっと詳しく説明しますと、こうです。
<場所>
- いわき市平(たいら)字東町の市道の160メートルの区間
- 喜多方市御清水の市道の約70メートルの区間
<誤取り締まりが行われた期間(約9年近く)>
- 平成17年(2005)9月~平成26年(2014)年2月まで
<誤って検挙された件数(合計52人)>
- いわき市= 7件
(放置駐車違反=4県、駐車違反=3件) - 喜多方市=45件
(放置駐車違反=44件、駐車違反=1件)
※反則・違反金はいずれも15000が納付されている(加算違反点数は1~3点)
この誤った取り締まりによって検挙された52人には、福島県警より反則金・違反金がを返還され、加算された違反点数は末梢(減点)され、優良運転者でなくなっってしまった2人にはゴールド免許が作り直されたそうです。
当然の処置ですが、どうしてこんなことが起こったのか?でも、あってはならないことです。
<福島県警交通指導課による説明>
平成17、18年に福島県では県内路線の駐車禁止区域の見直しが行われた。
その際、駐車禁止が解除された区間になったところに設置されていた駐車禁止の道路標識は県公安委に廃止を申請し撤去されることになった。しかし、今回の問題の区間は駐車禁止の道路標識が撤去されないままになっていたために、その管轄の警察署は‘違反効力が無い標識’を知らずに取り締まりを行っていた。
↑と言う内容だったのです。
それが今年2月、いわき中央署が、いわき市の市道で駐車違反を取り締まった際に、何らかの原因で同署が気付いたことで、騒ぎとなり一斉に確認したところ、喜多方市でも同様の状態が起こっていたことが確認され、今回の発表となったようです。
でも、思うんです。確かに警察の大きなミスではありますが、効力が無いと言っても「駐車禁止」の道路標識があるところに、車を駐車していたこの52人の方々の考え方も疑問です。
わたしなら、仮にも駐車違反の標識があるところに駐車しません。
県警は問題の場所を再度検証し、その結果「やはり駐車は禁止すべき区間」と判断がなされ、今年6月までに駐車禁止路線となり、そこに置かれた道路標識は撤去されることなく、正式に効力が戻ったようです。
県警の小さなプライドを示した感じですね
| 固定リンク | 0
コメント
駐車禁止でない道路に、禁止の標識が出ていたと言うことでしょうか?
それなら、一般市民はわかりませんよね。
止めた人の考えが解りません。
投稿: もうぞう | 2014年7月26日 (土曜日) 20:01
もうぞうさんへ
わからないですよね。そう言う人にもミスだから対処しなくちゃならないというのは、警察としても何か言いたかったでしょうね
投稿: 玉井人ひろた | 2014年7月26日 (土曜日) 20:06
検挙された方々は、いずれも違反点数を課され、罰金をはらっていたわけでしょう。それは、この場所は標識はでているけど駐車禁止の場所じゃないと知っていて止めていた訳じゃなく、違反を承知で止めていたということですよね。
やっぱりこの52人はけしからんです。反則金に利子を付けて返却したら、なんだか、泥棒に追銭のような・・・。
投稿: koji | 2014年7月27日 (日曜日) 13:19
kojiさんへ
同感です。おっしゃる通りで、駐車違反常習者ないかと疑いたくなります
投稿: 玉井人ひろた | 2014年7月27日 (日曜日) 22:21