ロシア人の無愛想は・・・礼儀
アメリカのオバマ大統領の民衆や、訪問客などに接し握手するときに見せるとても綺麗で、白い歯が目立つ自然な笑顔と言うのは私にはとても真似できないものです。
たぶん、日本人の多くが「欧米人の笑顔は真似できない」と思っているんじゃないでしょうか。
それと正反対なのがロシアのプーチン大統領、その表情はほとんど無表情ですよね。来訪者と遭う時も、少し柔和な表情になるものの、オバマ大統領のように白い歯を見せるようなことは決して行いません
ですから、冷酷な人間だとか見られます。これはプーチン大統領に限ったことではなく、ロシア人のほとんどがそうです。
モスクワなどの冬は信じられないくらいの零下になり、その気候がなせるものなのか?と思っていましたら、それは間違いであることを知りました。
ロシアの家庭では、初めて会う人や目上などの人と接する場合は「笑い顔」を見せないことが礼儀と教えられるんだそうです。
笑顔を見せることは‘相手を見下し、侮辱’を意味するんだそうです。
つまり、プーチン大統領が外国の要人と遭う時にほぼ無表情にしているのは‘ロシア人流の敬意’を払っているということなのです。
日本でも同じように「男は人前で喜怒哀楽を見せるのは恥」という江戸時代になってからできた武士道的考えが今でも存在しています。その慣習は「勝ってもガッツポーズなどせず、お辞儀だけをする」という大相撲に生きています。
ところが、サッカーや野球などあらゆるスポーツ界では日本人も外国人に負けないくらい派手な表情を見せるのが常識となりました。
“野々村県議の号泣”は例外として、現代の日本人はこの昔からの武士道的な考えと現代のリアクションのギャップに戸惑っている人が多いんじゃないでしょうかね?
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コメント
こんばんわ。
個人的に言うのも何ですが・・・。
「無愛想」と言う性格も、決して悪くないし格好いいではないですか。
自分も、そんな風になれたら・・・、良いけどね。
投稿: H.K | 2014年7月 6日 21:21
今晩は♪
そうなんですかw
意識したことがなかったので感心して拝読しました。
投稿: マコ | 2014年7月 6日 21:47
私にとっては、うれしい記事ですが・・・
日本の良さ、日本人の良さはこうなんですって、もっと主張出来たら良いですけどね。
投稿: もうぞう | 2014年7月 7日 04:42
H.Kさんへ
無愛想と言うより、穏やかな顔と言った方がいいかもしれません
マコさんへ
意識しないのが、その国に有る国民せいだと思います
もうぞうさんへ
きっちりした礼儀作法は「(敵に)隙を見せない」という心掛けの裏返しですから、現代には合わない気もしますがね
投稿: 玉井人ひろた | 2014年7月 7日 08:09
私は一応女性ですが、小さいときから、矢鱈と涙を見せる女の子に嫌悪感を抱いていました。男性なら尚更です!
先日、週刊ニュースで件の議員の泣く姿を見て、他人事ながら恥ずかしいと思いました!今まで最大の嫌悪感です。
投稿: 空 | 2014年7月 7日 09:33
空さんへ
あれが“演技では?”という話までささやかれ始まりましたね
投稿: 玉井人ひろた | 2014年7月 7日 16:58
そうなんですか、ロシアの人の白い歯を見せて
笑わないのは礼儀なのですね~~。
日本も昔はそれに近かったのですね。
そうですね、相撲も勝ってもガッツポーズはしませんが、
剣道もしませんね。
剣道でガッツポーズをして負けてしまった試合もあり
ますね。
投稿: 浜辺の月 | 2014年7月 7日 23:05
浜辺の月さんへ
ガッツポーズをやって、品格が無いと言われた横綱が居ましたね
投稿: 玉井人ひろた | 2014年7月 8日 08:20