« 梅雨空が消えた | トップページ | 奥州の悲劇伝説・・・「稚児舞台」と「稚児石」 »

2014年7月22日 (火曜日)

ぶんずいろ(ぶんず色)

福島県の方言といっても、福島県の場合は三地方(会津、中、浜)、そして南北ではかなりの違いが有り、通じない言葉も沢山使われています。

しかし「ぶんずいろ」という色名はほとんどのところで使われているようです。

これを言われたら、他県の人はたぶん判らないと思いますが、調べると茨城など北関東でも以前は使われていたようです。

でも、福島県内もだんだんとこの言葉を使い理解する若者は無くなってきている現状も存在します。

さて、どんな時に使うのかと言うと、冷たい水などで泳ぐとその冷たさで唇が紫色になるのを経験したことは有ると思います。

そういうときに冷たさで紫色に変色した唇をさして「いや~くぢびる ぶんずいろだわ」といいいます。
ぶんず」とは方言で「ブドウ(山葡萄)」のことで、地域によっては「ぶんぞ」とも言うようですが、つまりは「ぶんずいろ」とは「ブドウのような色」ということになります。

これはどこの県まで通じるんでしょうかね?

| |

« 梅雨空が消えた | トップページ | 奥州の悲劇伝説・・・「稚児舞台」と「稚児石」 »

コメント

ぶっすぶろい。
水泳などで
「もう上がれいや、唇がぶっすぶろくなったから」
などと使いました。
いまは使わないかもですね。

投稿: もうぞう | 2014年7月23日 (水曜日) 07:25

海水浴などで唇が色が変わった時に使われる言葉ですね。実際現場で使われていたら「あ~、この色のことだなぁ」と察しはつくと思います。鹿児島ではなんと言うのかな~勉強してみます。

投稿: 吉田かっちゃん | 2014年7月23日 (水曜日) 11:26

もうぞうさんへ

やはり、似た言葉が用いられているんですね
 
 
吉田かっちゃんへ

どんな言い方をしているんでしょうね

投稿: 玉井人ひろた | 2014年7月23日 (水曜日) 17:58

隣県山形では使いません。当方米沢に24年住んでいますが,言わないそうです。
内出血したらぶんず色だよない。

ちなみに「方部」もありません。これも福島県内のみの用語のようです。言葉自体はネット検索してもなかなか出てきません。「方面部隊」の略語のような印象なんですが。

投稿: ケンヂ | 2014年7月29日 (火曜日) 22:54

ケンヂさんへ

置賜ではブドウを「ぶんど」というらしく「ぶんどいろ」という言い方で使われていると思いますが、24くらいですと知らないと思います。
私の甥も同じくらいの年ですが知らない言葉が多いです。「こわい(強い)」もしらなかったです。
ザザンボ(葬式)は山形ではジャジャンボンといらしいですが、若い方は知らないそうです。

方部は独特のようですね。使い方は南部、北部、と同じで、ある一方向の部分域を指すというものです。

投稿: 玉井人ひろた | 2014年7月30日 (水曜日) 08:49

ひろた様
住んで24年ですが、年は52歳です。
今確認したら、同年代から若い年代の方まで、「ぶんど色」も「じゃんじゃんぼん」も、「?」という顔でした。

投稿: ケンヂ | 2014年7月30日 (水曜日) 12:33

ケンヂさんへ

それは失礼しました。

「聞いたことが無い」・・そうだと思います。
普段は使わなくなりましたので50代でこちらでも知らない人は少なくないです。
普通に皆が使っていたのは40年以上も前のことです。

もともと米沢も会津も二本松も私が済む大玉村も米沢17代領主だった伊達正宗の領地で、ほぼ同じ言葉が多いところですから、
極、極一部の寒村の高齢者のなかで残っているんだと思いますよ。

投稿: 玉井人ひろた | 2014年7月30日 (水曜日) 15:57

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ぶんずいろ(ぶんず色):

« 梅雨空が消えた | トップページ | 奥州の悲劇伝説・・・「稚児舞台」と「稚児石」 »