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2014年7月 4日

やはり‘お馬鹿’が出現

昨日、野々村兵庫県議の号泣記者会見について「議員たちもマスコミ達も笑えるか?・・あれが号泣」というタイトル記事にし、「号泣」についての指摘しました。

そして、記事末には↓

>まさかとは思いますが、
あの野々村議員の号泣を“男泣き”などと言い出す‘馬鹿’は出現しないでしょうね

という、懸念の文章で締めくくりました。
この文章では「まさか変なことを言う人はテレビなどに出ないだろう」という期待を込めたつもりでした。

しかし、その期待は悪い方の予感が的中しました。(馬鹿が現れた)

朝のワイドショーの街頭インタビューで母と娘らしき二人ずれに「野々村議員の号泣記者会見をどう思いますか?」というような問いに娘らしき20代ぐらいの女性はこう答えたのです。

女性:「(議員を大笑いしながら)ダイナミック嗚咽

というとんでもない言葉が発せられたのですから、呆れかえりました。

“ダイナミック嗚咽”て、どう考えても、どういう泣き方になるのか頭に浮かびません。

ダイナミックとは>(大辞林・広辞苑より

  • 力強く、生き生きとしているさま。
  • 躍動的で力強さを感じさせるさま。

嗚咽(おえつ)とは>(大辞林・広辞苑より

  • 声を詰まらせて泣くこと。むせび泣き。
  • すすり泣くこと。

さて野々村県議は・・・

 躍動的に生き生きした態度でしたか?

 声を押し殺すようにむせび泣いていましたか?

全く、まったく、あの号泣する様子にあてはまるものが、見当たりません。

だいたい、‘ダイナミックと嗚咽’では全く組み合わせにならないでしょう。

例えばそれは、

  • 「腹を抱えてほほ笑んだ」
  • 「巨万の富を持つ貧乏人」
  • 「見上げるような小人さん」

とかいうような、矛盾した言葉の組み合わせです。

それを平然と言う人も人ですが、隣にいた母親らしき女性も、それを聞いているリポーターも、スタジオにいる全員が当たり前のようにしていることにはもっと呆れました。

言わせてください「君たち‘馬鹿’でしょ!」

これは、やはり涙を流せば、馬鹿の一つ覚えのように何でもかんでも“号泣”という言い方をして号泣の言葉を軽々にしてしまったきたマスメディアの影響が大だと思いますし、責任は重いと考えます。

もう一度言います。号泣とは泣き方で最も激しく泣き叫ぶ様子を表した言葉です(慟哭も同じ)。

めったに、人前でこれをしないのが日本人、特に日本男性は恥とされてきた慣習があります。
それでも男が悲しくて泣くときは声だけは必死に押し殺す、これを称して「男泣き」と言います。

それゆえに野々村県議の子どものような号泣が話題になっているのです。

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コメント

まったく・・・・見てられません。あんなのを選んだ・・・知らなかったんですものね。でも、もうだめですねえ。2度と政治はムリでしょう。

投稿: 山口ももり | 2014年7月 6日 08:32

山口ももりさんへ

議員以外でも、難しいでしょうね。お笑いか?

投稿: 玉井人ひろた | 2014年7月 6日 19:23

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