せぇもんかだり ・・・?
きょうは檀家の世話人が来て、母と昔の血縁などの話しに至り、その時に私の曾祖母の実家の話しになったのです。
そこで、その家から出たもう一人の縁者について母が親戚から聞いた話で「OOさんは『せぇもんかだり’』だがら歌がうまかった」ということをよく聞かされたというのです。
そこで、母が私に聞いてきたのです。
「『せぇもんかだり』ちゃ、何だ?」
母は、話しは聞いていたのだそうですが、70年以上もその教えられたものが、どういうものか?よく判っていなかったようなのです。
当然ですが、言葉は訛っていますので標準語では何というのか?推定する必要がありますが・・・
「せぇもん」⇒「さえもん」の訛り、「かだり」⇒「語り」の訛りと判断し、電子辞書の一括検索を利用し「さえもん かたり」を探しました。
有りました。「せぇもんかだり」とは「祭文語り(さいもんかたり)」のことだったのです。
「祭文語り」とは、本来は修験者などが神前で節をつけて詠むものらしかったようですが、後に三味や楽器を使った「芸事」になっていき、全国で大流行したもので東北南部では明治初期まであったようです。
その後は「祭文」から発展分派した「浪速節」や「浪曲」に人気を取られ無くなった芸のようです。
そんな芸人の血が少し私にも流れているようですが、その片鱗は見受けられない気がしますね
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コメント
今晩は♪
歴史あるお話が伺えてよかったですね。
隔世遺伝じゃないけど、きっとどこかにヒョイとあらわれるかしらね(^_-)-☆
投稿: マコ | 2014年7月26日 (土曜日) 20:19
へええ、すごい祖先をお持ちなんですねぇ。
これは、これは地域振興のためにも
ぜひ、玉井人さん、祭文を復活して
お披露目してくださいな。
なんせ、10世紀ころから色々に発展してきた
祭文。
ホラ貝なんぞもっちゃって、やってくださいな。
みんなで見に行くど~~。
投稿: あね | 2014年7月26日 (土曜日) 21:17
こんばんわ。
これは、知りませんでしたね。
投稿: H.K | 2014年7月26日 (土曜日) 22:00
マコさんへ
現れないでしょうね。亡き父は俳優になって東京へ行きたかったようですがね

あねさんへ
いやいやいや、それは無理でしょう
)

H.Kさんへ
昔はいろいろあったようです
投稿: 玉井人ひろた | 2014年7月26日 (土曜日) 22:10
さいもん、って入力すると、祭文になるんですね。
びっくりしました。
屋号などにも発音が転じたのか、意味不明なモノがあります。
投稿: もうぞう | 2014年7月27日 (日曜日) 19:10
もうぞうさんへ
屋号には、そういうのが多いですね
投稿: 玉井人ひろた | 2014年7月27日 (日曜日) 22:19