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2014年8月27日 (水曜日)

俺のとは・・・違うな

きょうの朝刊の2面に、福島県と同じく東京電力の原子力発電所を抱える新潟県の記事が掲載されていたので、珍しいので読んでみました。

記事内容は↓

 東電の柏﨑刈羽原子力発電所において、原子炉に(注水ができないなど)過酷な事故が起きた場合、原発から30キロ圏内に住む全住民がマイカーで非難すると最長で37時間40分かかると推計される。

人数と台数に関しては、30キロ圏内の住民数が‘45万6千人’とそのマイカーは‘16万1千台’、そして圏外からの住民16万6千人とそのマイカーが5万8千台が流入したことなどが仮定された。

県はそれら、いろいろな条件を変え約40パターのシュミレーションを行った。
ただし、津波・地震・道路の通行止めは想定に入れなかった

同時に、新潟県は車の台数をこれより60%までに減らせばさらに約11時間の短縮が可能と言う結果も発表した。

だいたい、こう言う内容のものでした。

想定している避難者の数計約62万人、そのマイカー計約22万台というのはあまりにも福島県で起きた様子を良く検証してるとは思えません。

福島県内ではマイカー避難者は30K圏内より原発に遠いほど恐怖を感じた人が多かったため圧倒的に圏外のほうが多かったし、さらに人々の心理として遠くに行こうとするため国道に車が集中し渋滞しました。

さらに、その人々が避難所が判らなかっためマイカー避難者はあっちへ行ったり、こっちに行ったりと不慣れな道を走るため、それだけで30キロ圏外のほうが渋滞しました。
圏外が渋滞すれば、圏内の車は止るしかないでしょう。

東京電力は
 『危険な状態になった原子炉には8時間以内に注水作業が完了しないと放射線が放出される危険性が出る
ということが、既に発表されている現状で11時間短縮できたとしてもまだまだ20時間以上も残されるわけですから、それもいざとなったら間に合わないことになります。

記事には‘約40パターン’の条件を考えてシュミレーションをしたと書かれていますが、津波地震などの自然災害と、新潟県なら冬に大雪になれば山沿いでは事故や除雪作業で必ずある道路の通行止め、それらを条件に入れなかったというのはまったく理解できません。

やはり、危機管理というのは経験していないと、想定を軽く見る傾向があるようです。

経験した、福島県でも事故後の避難訓練は呆れたものでしたから、こうなるんでしょうね

やはり、運を天に任せるしかないようです

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コメント

何よりも一番いいのは廃炉にすることですね!

投稿: 空 | 2014年8月27日 (水曜日) 17:49

空さんへ

廃炉も、時間がかからないといいのですがね

投稿: 玉井人ひろた | 2014年8月27日 (水曜日) 19:34

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