しそ巻き
今朝の健康番組で、静岡県が日本一だという話題が取り上げられ、その健康である要因として『お茶』が取り上げられ、さらに『しそ巻き』と言うのも紹介されました。
リポーターは「しそ巻き」を始めて見たらしく、驚いた様子でした。
わたしも、その『しそ巻き』を視て別の意味で驚いたのです。
なぜなら、それは老いた母の得意料理の一つで福島県のわが村辺りにしかない田舎料理だと思っていたからです。
それが、静岡県の農家でも当たり前のように食べられていること、そしてその材料も作り方も同じであることに驚きました。
ネットで調べたら↓
『しそ巻き』:味噌を青紫蘇でくるんで素揚げした郷土料理で、福島県、宮城県、岩手県、山形県など東北・北海道で良く食べられている。
そのほかには遠州(静岡県西部)でもたべられている。
上記のような記載があり、それぞれの県が「わが郷土の料理」と紹介していたのには、ちょっと笑ってしまいましたね。
それにしても、東北から離れた静岡の一部でも同じものが作られ食べられているのでしょうか?不思議です。
そしたら、
遠州地方でよく食べられる”しそ巻き”は、 江戸時代中期に、その特産のしそ葉を使って味噌を包み、菜種油を塗り、炭火で焼きながら、 東海道の旅人に茶店で売ったのが始まりとされている。
昭和初期には、保存がきくということで遠洋漁業の携行食としても重宝されるようになった。
というような記事を発見しました。もしかすると、静岡県のほうがルーツなのかもしれません。
東北・北海道の各県には遠洋漁業の港が沢山ありますし、紫蘇も味噌も豊富ですので普及したのでしょう。
わが家では、特に名前は無く「ちそっぱ味噌」とか「チソ巻き」というような言い方です(福島弁で「紫蘇」のことは「チソ」または「チソッパ」という)、おかずに良し、御茶請けにも良しの重宝な食べ物です。
福島県は「エゴマ」というシソ科の植物の実の油が名産で、これを食べると十年寿命が延びるという謂れからエゴマのことを「じゅうねん」といいます。
お茶のカテキン、そして紫蘇、長生きには欠かせないそうです。
わが家とほぼ同じレシピがありましたのでURLを記載しておきます
http://cookpad.com/recipe/2710709
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コメント
おいしそうですが、中のお味噌には味をつけるのでしょうね。
投稿: 山口ももり | 2014年8月24日 09:20
宮城の道の駅やスーパーにもれなくありますよv
ちなみに亡き義父は小さいときその母親と一時期静岡に
いたとか~どんな縁があったか今では誰も知る由もなく
じいじが時折思い出して言います。
投稿: マコ | 2014年8月24日 11:24
静岡と東北の意外なつながりが興味深いですねぇ!
投稿: 空 | 2014年8月24日 12:54
山口ももりさんへ
シンプルに味噌だけでも油で揚げるので、おいしいですが、その家によってクルミや唐辛子とか入れたりいろいろです。
マコさんへ
わたしもスーパーで見ました
空さんへ
繋がりが、無いかもしれませんが、面白いことです
投稿: 玉井人ひろた | 2014年8月24日 14:50
我が家では、素揚げではなく、衣をつけて天ぷらにします。
数ある天ぷらの中でも、トップクラスの人気を誇りますよ。
投稿: もうぞう | 2014年8月24日 19:41
もうぞうさんへ
それもおいしそうですね。ただ、衣をつけると保存には向かないでしょうね
投稿: 玉井人ひろた | 2014年8月24日 20:01
こんばんわ。
これは、初めて見ました。
でも、美味しそうですね。
投稿: H.K | 2014年8月24日 21:19
H.Kさんへ
おいしいですよ
投稿: 玉井人ひろた | 2014年8月25日 07:54
シソ巻き・・懐かしいです。
亡くなった母親が宮城の利府出身でした、幼少の頃はよく食べた記憶が。
それと夏になると作ってくれた「ずんだもち」の味が母の思い出です。
投稿: JACKS | 2014年8月25日 08:57
JAKSさんへ
どちらも、やはり高齢者がいないと作らない料理になってきているようです。
ちなみに「ずんだもち」は、我が地域では漢字(糂汰餅)の読み通り『た」』が濁音にならない「じんたもち」と言います。
ただ、最近は東京の人が言うように「ずんだ」と言う人がほとんどになりました。
投稿: 玉井人ひろた | 2014年8月25日 11:25