ポリフェノールに新たな効果?!
人の生命活動にはタンパク質が適切に機能しなければ成り立たないのだそうです。
例えば、DNAや生体膜脂質が傷害を受けたりあるいは異常になったりしても、その合成・分解や傷害防御・傷害修復に関わる酵素や‘タンパク質’が正常に機能すれば、修復されして生命を維持できるといった具合です。
そのタンパク質が加齢とともに本来の機能を失った、あるいはそれが低下したタンパク質が増えて来るんだそうです。
このようなタンパク質を「異常タンパク質」といいます
しかし、人の細胞にはその異常タンパク質を分解する機能があるんだそうで、通常なら増えることは無いようです。
ところがこの機能も加齢とともに落ちてきたり、細胞自体が死滅してきて異常たんぱく質が溜まってしまう、そのことによって高齢者特有の病気が出て来ると考えられているそうです。
<症例>
- 白内障
目のレンズにある透明のタンパク質(クリスタリン)が加齢とともに変性して凝集するとレンズが濁って見にくくなる疾病。 - アルツハイマー病
脳に蓄積するβアミロイドは、異常タンパク質の一種で神経細胞を殺し、記憶や学習機能などの神経機能を障害を起こす疾病。 - 多くの神経変性疾患
最近の研究でパーキンソン病、ハンチントン病、クロイツフェルト・ヤコブ病(プリオン病)などが構造変化を起こした異常タンパク質の蓄積によって発症することが明らかになった。
つまり上記のような病にならないようにするには、細胞に有る本来の能力を衰えさせない、または細胞の生存率を上げてやればいいわけです。
7月31日のイギリス科学誌電子版に「細胞内の不要なタンパク質が分解できなくなるなど機能が低下した細胞の生存率を上げるのに、赤ワインに含まれるポリフェノールやゴマの成分が有効」ということが出されたそうです。
発表したのは日本の京都大学研究チーム、代表の分子細胞生物学者の阪井康能教授の「一般に健康に良いとされる食品成分が、細胞レベルでも効果があることを示す成果だ」などのコメントも記載されていたようです。
こう言うのを聞くと、赤ワインやゴマなどを異様に摂取し始める人が多いのも日本人の特徴ですが、同教授らは「過剰な摂取は避ける必要がある」と注意をしていますように、飲みす過ぎには気を付けてもらいたいものです。
なんでも適度を守れば、体に良いのです。
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コメント
ワインはイベントでもなければ飲みませんが、小さい時からゴマ煎餅大好き海苔むすびよりゴマ塩のおむすびが大好きでした
今でも炊事担当重役なのをいいことにゴマを切らしたことなく、浴びるように食べています…過剰の弊害ありかも?
投稿: 空 | 2014年8月 1日 19:49
空さんへ
今回のは赤ワインの中にあるゴマ成分ですから、ゴマせんべいは別物かもしれませんが、ゴマも良いといわれますよね
投稿: 玉井人ひろた | 2014年8月 1日 20:49
腫瘍マーカーが上がったので 何がいけないのかと思っているけど、今 適量を気にしています。
先生曰く 「食べ過ぎでしょう」
投稿: kiyoka | 2014年8月 3日 15:05
kiyokaさんへ
簡単に食べ過ぎと言っても個人差がありますからね。どのくらいが食べ過ぎなのか、判断が難しいですよね
投稿: 玉井人ひろた | 2014年8月 3日 17:27