ドケルバン病
誰が名づけたのかは知りませんが、「ドケルバン病」という疾病が有るんだそうです。
指などの末端の部分を動かす『腱』という組織がありますが、その腱をぐるりと囲むトンネルのような組織が『腱鞘』といいます。
そのなかで手の親指の使い過ぎなどの影響によって親指を伸ばしたり、広げたりする時に腱がスムーズに通らなくなり、さらなる炎症を起こし腫れたりして親指と同じ側の手首が痛くなる疾病を「ドケルバン病」と言うんだそうです。
つまり「ドケルバン病」とは『腱鞘炎』の一種、そしてその発症となる要因は主に次の3つだそうです。
- スマホやパソコン、スポーツなどでの手の親指の酷使
- 生まれつき腱鞘が他の人よりも狭い
- 女性の場合は、ホルモンバランスの変動などの影響が考えられている
この病気は、この要因単独では発症することは殆ど無く、2つ以上が複合的に組み合わさることで起こるのが一般的だそうです。
ということで、この「ドケルバン病」は腱鞘炎の中でも稀なもののようなのです。
それがなぜ、今注目されているかというと、閣府消費動向調査の普及率で54.7%(2014年3月実施)という高い数字を示しているスマホの使い過ぎでこの病気が急増するのではないかとの予測が出始めたからだそうです。
特にスマホの操作の際、親指だけを使い、活発に動かすケースがよく見られる男性に患者が増える可能性が高いのではないかと懸念されているそうなのです。
携帯のメール打ちは女性が親指でやるのをよく見ましたが、画面が大きくなるスマホだと手の小さい女性では無理なのかもしれません。それにくらべ男性の場合は親指だけ、片手でも打てる可能性高くなるのでしょうか?
スマホを持たない私には判りませんが、腱鞘炎になるほどそういうものを使うこと自体のほうをもっと考えたほうが良い気がしますね。
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コメント
携帯中毒気味の私も使い過ぎに注意せねば!スマホにする気はないですが、誘惑に負けないようにしなくちゃ!
投稿: 空 | 2014年9月 9日 17:03
空さんへ
誘惑に負けなくても、いずれはスマホ100%の世になるのかもしれませんよ
投稿: 玉井人ひろた | 2014年9月 9日 18:45
私は過去に3回ほど手首が痛くなったことがありました。
人に聞くと、「腱鞘炎じゃないの?」
って、言われました。
整形に行くと、「腱鞘炎ではありませんね」
では何ですか?と思うのですが、
どうも解らないようです。
自然に治りましたけどね。
投稿: もうぞう | 2014年9月 9日 19:31
もうぞうさんへ
まさに、これの症状じゃないですかね?
投稿: 玉井人ひろた | 2014年9月 9日 20:12