「リニア新幹線」は“イナズマ号”?!
ついに、完結に近づいてきた感じの「リニア中央新幹線」ですね。
JR東海によると完成すれば↓所要時間が
- 最高時速500キロで走行
- 東京・品川~名古屋間を最速で40分(2027年予定)
- 東京・品川~大阪 を最速67分(2045年予定)
と言うことになるようです。
そしてその通過路線にも次のような特徴があります
- 品川~名古屋間の約286キロのうち約90%を地下化され、
都市部では深さ40メートル以上の「大深度地下」を走行。
山岳部では南アルプスを約25キロのトンネルが貫く。
地上に出る部分もほとんどが防音フードで覆われる。 - つまりほとんど明るい空の下を走ることは無い路線設定
これは、「騒音・振動対策」が主と言うことになっていますが、事実上は用地買収取得においての地権者や関係団体とのトラブル回避、手続き簡略化だったようです。
さてここで出て来る「約1時間(40~67分)」と「地下走行」というようなキーワードを、頭に入れて次の内容を読んでみてください。
>昭和39年(1964)の東京オリンピック開幕に合わせて『東海道新幹線』が開業しました。
翌々年の昭和41年、テレビでは福島県須賀川市出身の円谷英二監督制作の特撮ドラマ「ウルトラQ」が放送され、視聴率30%を常に超えるという人気を集めていました。
その昭和41年(1966)3月6日放映の「ウルトラQ第10話」のタイトルは「地底超特急西へ」という話でした。
この地底超特急は夢の特急列車という設定になっていまして、その詳細は↓
- 名称は「イナズマ号」
- 最高速度は時速450キロで走行
- 東京・大阪・北九州を3時間で結ぶ
- 路線は文字どおりすべて地下を走行する
↑、あまりにも「リニア中央新幹線」に似ていませんか?
円谷英二監督は、「リニア新幹線」などの計画を詳しく知っていたのでしょうか?とても、不思議です。
それはともかく、「リニア新幹線」にはまだ、越えなければならない問題があるようです。
自然界のことではトンネルによって変化してしまう南アルプスの地下水系、そして一番の問題は‘電力確保’だそうです。
JR東海はリニア新幹線の消費電力は東海道新幹線の約3倍も必要とすることを認めています。
その電力量は、山梨県立大学の伊藤洋教授が、乗客一人を運ぶエネルギーを基に算出した結果、「リニアには原発4基分の電力が必要と推計される。」と言うものだったそうです。
ですから、今年になって急にリニア新幹線の完成計画がハッキリしたのは政府の“原発再稼働促進”の意図があるのではないかと憶測を言う人もいるようなのです。
そう言われれば、キナ臭い気もします
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コメント
あまりにも路線優先で、とんでもないところに駅が出来る問題もあります。
東京、名古屋、大阪以外で乗降客はいるの?
投稿: もうぞう | 2014年9月23日 (火曜日) 05:34
もうぞうさんへ
最終案の中に奈良に駅ができる予定だそうですが、京都が奈良では無く京都に駅を作るようにアピールしているという話があります。
いずれにしても、途中に駅は作らないでしょうね。
投稿: 玉井人ひろた | 2014年9月23日 (火曜日) 08:56
その問題だけではなく、様々な弊害を抱えているリニア新幹線だと聞いています!原発もそうだったけど、「夢の…」というものぐらい危ないものはないように思えます(∋_∈)
投稿: 空 | 2014年9月25日 (木曜日) 20:50
空さんへ
いずれにしても、私が利用する可能性はたぶん無いとおもいます。
投稿: 玉井人ひろた | 2014年9月25日 (木曜日) 22:19