前代未聞の‘反対署名活動’
プロ野球に興味のない人には大したことも無い話題でしょうが、今シーズン限りで退任した東北楽天ゴールデンイーグルス・星野仙一監督の後任人事が本日正式に発表されました。
後任には「デーブ大久保」の名前で知られる大久保博元楽天2軍監督が就任しました。
球団創設以来、初の日本一に導いた星野監督の退任会見がされた直後から、複数のスポーツ紙は大久保氏を「最有力候補」や「後任に決定している」と報じてきましたので、星野監督が病気療養中に代行で1軍監督を執ったこともあり、普通に考えたら「やはりな~」となるところでしょうが、今回の大久保新監督決定にはプロ野球史上で今まだかつてないことが起きているのです。
スポーツ紙が「大久保新監督内定」の記事が出たころから、なんと、楽天イーグルスファンから「大久保博元氏の一軍監督就任反対」を訴える署名活動がインターネットで始まったのです。
「大久保博元氏の一軍監督就任に反対するファンの会」が、署名サイト「change.org」で呼びかけ、10月13日までに300人を超える署名が集まっているのです。
これほど、ファンの中から大久保氏の監督就任反対が出るには理由があります。
大久保氏は楽天に来るまで、過去に他の球団でコーチ時代に起こした数々の不祥事・スキャンダルを知っているからなのです。
それは、楽天に来てからも同様に起こしているのです。
<大久保氏の主な不祥事・スキャンダル>
- 2010年、西武ライオンズの2軍打撃コーチを務めていた時、球団では認められていない選手への罰金を取り、そのお金を私的な飲み食いに遣っていたので、選手会が球団に相談。
球団から指摘された大久保は(ドラフト1位ルーキーの)菊池雄星選手が球団にチクったと考えて同選手へ暴力行為に及び、球団から解雇処分された。
(この事態は不服を申し立てた大久保氏が損害賠償を求める訴訟騒ぎにまで発展した。) - 2014年2月、2軍キャンプ中には守備練習中の選手が脱水症状で意識を失う状態となり救急車で病院に搬送された。球団からは適切な水分補給を怠ったとして口頭で注意を受けた。
- 若手選手のスパイクをグランドの投げ捨てた・・・・等々
<反対に署名した楽天ファンの声>
- 「過去に、数々の不祥事・スキャンダルを起こした、大久保博元氏の一軍監督就任に、断固反対致します」
- 「デーブを監督にさせるのは絶対反対!」
- 「来季からの応援を取りやめ長年入っていたファンクラブも更新を取り消す所存です」
- 「抗議の意味を込めて来年は行きません」
- 「(球団社長やオーナーは)ファンの声も聞いて欲しいです」
- 「これからも応援したいので、(大久保監督というのを)どうか考え直してください」
星野監督の代わりに大久保氏が監督代行したとき、「なぜ大久保?」と疑問と嫌悪感を、わたしも持ちました。
こんなファンの声もありましたが、立花陽三球団社長と三木谷浩史オーナーは14日から始まる秋季練習には監督不在では困るという理由もありきょうの発表となったようです。
西部での不祥事以来、他の球団ではお呼びがかからなくなった(ただし、楽天以外の複数の球団からコーチ就任依頼があったという報道があり、現場では指導法に高い評価も受けているという話も有る。)のを楽天が呼んだ背景には、星野監督の口利きも有ったようですが三木谷オーナーとの親密な関係が主のようです。
今回の人事も、三木谷オーナーの意見で決まったのでしょう。
私もそうですが、星野監督の後任にはほとんどの楽天ファンがヤクルトの監督を務め野村前監督の愛弟子である古田敦也氏を期待していたのです。
(次いで楽天から中日ドラゴンズへ移籍してキャリアを終えた山崎武司氏などの声も一部にあった。)
それが大久保新監督になった落胆は、大きいのです。
これだけの(嫌われた)ことが有っての監督就任した大久保氏、ちょっとやそっとのことではファンの心はつかめません。どう考えているのでしょうか?
いずれにしても、また・また大事な有望若手選手を傷つけるような不祥事を起こさないことだけを祈ります。
できれば、別の人に替わってほしい。
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コメント
台風大丈夫でしたか、何時もどんな所なんだろうって、思いながら、気にかけています。4~5年前までは、バスツアーで、福島の方まで出かけてはいたのですが、もう億劫で、行けません。主人も私も、齢を重ね過ぎました。
投稿: nanami | 2014年10月14日 (火曜日) 14:43
nanamiさんへ
一晩中、激しく雨が降りましたが、なにごとも無く終わりました
投稿: 玉井人ひろた | 2014年10月14日 (火曜日) 15:07