その“勘違い”はご立派
任期満了に伴う福島県知事選は本日26日日曜日行われました。
結果は下馬評通り、前副知事の内堀雅雄氏(50)が、共産党と新党改革が支援した元岩手県宮古市長の熊坂義裕氏(62)ら5人を破り、初当選しました。
内堀氏は野党である民主党、社民等が早くから支援を表明、それに対し自民県連は独自に鉢村氏の推薦を表明していました。
しかし政府与党としては選挙戦に負けられない(7月の滋賀県知事選で自民候補敗北)を免れたいという理由から、鉢村氏推薦を取り消し、内堀氏支援にに回ることを画策し、結果として内堀氏は自民、民主、公明、の各党が支援する格好となりました。
ところが、報道ではその相乗り支援に勝利したことを、安倍政権は・・・・
自民党支援候補が福島県知事選で勝利したことは“原発再稼働が否定されなかった”として、再稼働に向けた手続きを進める構えだ
というのです。
その報道が本当だとすれば、安倍政権はとんでもない勘違いをしていることになります。
当選した内堀氏は佐藤知事の「原発廃炉方針」の継承者ですし、だいたい内堀氏は自民党の推薦候補じゃないわけで、言ってみれば自民党は勝手に支援に回っただけ。
それを「再稼働が否定されなかった」といったり、団扇を「団扇のように見える」などと言ったり、なんとも政治家の理論と言うのは理解できません。
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コメント
この選挙、午後7時で確実が出ましたよね。
これって「変」というか「違法」の気さえしますが・・・
投稿: もうぞう | 2014年10月27日 (月曜日) 07:33
完全に『政局がらみ』の選挙になってしまいましたね。
私も注目していたのですが、内堀氏の『奥歯にものが挟まったような物言い』に、政権与党の影が見え隠れしていました。
投票締切とともに出された『当確』の文字・・・なんだか福島県民が否定されたように感じましたよ。
事前に承諾を得ず、申し訳ないのですが、このブログエントリーを私のエントリーの中で引用させてもらいましたので、よろしくお願いします。
投稿: ススム | 2014年10月27日 (月曜日) 11:45
もうぞうさんへ
我が村は午後6時が投票の締め切りだったし、私個人としては‘5時過ぎ’には当確が出るものだと思っていたので、
)。

「遅過ぎ!」と思いましたよ
ススムさんへ
告示の当日に我が村に来たのは内堀氏だけでした。だれが、対策を立てたか判りませんが全県をくまなく回ったのは内堀氏だけのような気がします。
自民党県連岩城会長は、県連の意向に反し内堀氏支援になったことで、その責任を取って辞職しました。
つまり自民党福島県連はその“影”には入っていないと思います。
投稿: 玉井人ひろた | 2014年10月27日 (月曜日) 16:23