ジャパニーズ・ウイスキーは世界一
現在放送されているNHK朝のテレビ小説「マッサン」の主人公は『サントリー』山崎蒸留所で日本で最初にウイスキーを造った人物であり、同時に『ニッカウヰスキー』の創業者である『竹鶴政孝氏』とその妻『リタさん』がモデルなので、各酒造メーカーは売上を伸しているようで、特にサントリーはすごいようですね。
ニッカウヰスキーでは二人の伝説を紹介した「マッサンとリタの物語」(←クリックするとリンク)が好評な様子です。(ニッカウヰスキーは現在、アサヒビールの子会社となっている。)
そして、このドラマに合わせるかのようにジャパニーズウイスキーが、世界で大きな賞を受賞しました。
- サントリーの『山崎シングルモルト・シェリーカスク2013』
ワールドウイスキーバイブル2015において世界最高を受賞
(※本場のスコットランドウイスキーは5位以内にも入らなかった) - ニッカウヰスキーの『竹鶴17年ピュアモルト』
今年の「世界ウイスキーアワード(WWA)2014」において“ブレンデッドモルトウイスキー世界最優秀賞”を受賞
偶然でしょうかね?どちらも竹鶴氏にルーツを持つメーカーと蒸留所のウイスキーです。
さて、なぜ日本のウイスキーが世界一になったか?
それには、ちゃんと理由があるそうです。
世界最高と言われてきたスコットランドのウイスキーは、伝統的に蒸留所と販売メーカーが別々なんだそうで、それはどの国も同じだそうです。
(※「ウイスキー五大生産地」⇒スコッチウイスキー、アイリッシュウイスキー、アメリカンウイスキー、カナディアンウイスキー、ジャパニーズウイスキー)
ちょっと解りにくいですので説明します。
蒸留所というのは、その名の通りウイスキーを造るところ、メーカーとは何件かの蒸留所で作られたウイスキーを仕入れて、そのウイスキーをブレンドして銘柄を造るところです。
ウイスキーはこのブレンドの仕方で味が決まり、いろいろな銘柄になるんだそうで、メーカーは重要になります。
ところが
日本の場合は全て1社一貫製作で、他社のウイスキーを仕入れてブレンドすることはしません。
ですから、味のコントロールも微妙に作られるんだそうです。
さらに日本酒造りでもそうですが、繊細な日本人の味覚、そして水などへのこだわりが強いからだとも言われます。
いずれにしてもスコットランドウイスキーを世界一旨いものとしあこがれた竹鶴氏、ジャパニーズウイスキーの方が世界一になったことをあの世で知って驚愕していることでしょうし、ニッカのウイスキーが世界に輸出されていること(2006年から2012年のあいだに18倍になった)を感激して泣いているかもしれません。
実史では、ニッカウヰスキーの実質の創業者は竹鶴政孝氏と加賀正太郎氏の二人になっていますが、ドラマにはいつごろそれらしき人物現れるのでしょうか?楽しみです
ただ、このドラマの脚本を書いている「羽原大介氏」に言わせますと、「ドラマは、あくまでもフェクションです」としているようで、(NHKだから?)実史をあまり考えてもらいたくないようです。
ちなみに、私の場合ウイスキーはいただくのは全く拒みませんが、買って飲むことはありません。
あの味は慣れるまで時間がかかるのです。早く言えば、あまりいい味とは思えないです。
本日の晩酌「梅酒2:日本酒8:水1」のブレンド酒でした)
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コメント
自分はウィスキーを飲まないので味は判りませんが、亡くなった父親がウィスキー大好き人間でした。
その父親が「やっぱりニッカが一番美味い」とよく言っていましたね、自分で違いの判る男とも言っていました(笑
投稿: JACKS | 2014年11月 7日 07:45
JACKSさんへ
私も味がよく判らない方なので、味が解る人に言わせればそうなんでしょうね
投稿: 玉井人ひろた | 2014年11月 7日 08:40
若い頃はウイスキーに憧れがあったものですが、
今でも好きになれません。
もっとも下戸なのですからしょうがないですよね。
投稿: もうぞう | 2014年11月 7日 19:21
もうぞうさんへ
今でも、最初に飲んだ時を覚えています。45度のアルコールで喉がジリジリとただれるかと思いました。
投稿: 玉井人ひろた | 2014年11月 7日 19:31
へ・え・・・・私も、間もなくアルコール解禁となるでしょうか???ひそかにチョボチョボ飲んではいます。
投稿: 山口ももり | 2014年11月10日 09:12
山口ももりさんへ
解禁になるといいですね。
投稿: 玉井人ひろた | 2014年11月10日 14:07