江湖会(ごうこ え)
「きょう村のお寺で面白いものがあるから見に来い。一生に一度しか見られないものだから」という叔父からの連絡で、母を連れてそのお寺に向かいました。
それは「江湖会(ごうこ え)」という仏教界の行事です。
本来の意味ややることは違いますが、曹洞宗のお寺ではお祝い事(寺の落成祝いなど)で近隣から同じ宗派のお坊さんが集い、お祝いをする行事です。
本日のお祝いは、村にある曹洞宗の「瑞龍山玉泉寺」(←クリックするとリンク)の住職が2年前に亡くなり、その息子さんが新たな住職に就任するお祝いのための「江湖会」でした。
このために集まった僧侶は約50名ほどだったということですが、ほとんどが本堂に居て全部を見ることはできませんでした。
しかし、その前の9歳児の稚児を先頭にして練り歩く行列は賑やかでした。
この赤い笠の下にいる眼鏡をかけ、長い錫杖を持ち紺色の法衣を着てこげ茶色の袈裟を付けた方が新しい三村住職です。このまま寺の近くを練り歩きお寺に向かいました。
寺の石門をくぐり寺の前までやってきたところです。
寺の門前では新住職の奥さんがジッと待っていました。(奥さんの身に着けている黒いのは袈裟だと思われる)
そして行列と、見物客と檀信徒と入り乱れるようにお寺に着きました
門のところから本堂へは赤い敷物があり、僧侶が両側に並びお出迎えし共に本堂へ
門前では親御さんたちが、稚児の記念写真を撮っていました。
聞くところによれば、寺の檀信徒やその役員らは今朝5時前から準備をしていたそうです。
お寺の行事と言うのは大変だと思いました。
ちなみに、わが家も叔父の家も、このお寺の檀信徒ではありませんので、「これっていくらぐらいかかるのだろう」と、下世話な考えで見ている完全な見学者でした。
ただ、このお寺の界隈が生まれ育ちの母は、馴染の顔が多く、あちこちで大きな笑い声を発して話し込んでいました。
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コメント
こんばんわ。
・「写真」を見て。
これは、初めて見ましたね。(^^)
投稿: H.K | 2014年11月 8日 (土曜日) 21:29
H.Kさんへ
まず見ることは無いでしょう
投稿: 玉井人ひろた | 2014年11月 9日 (日曜日) 08:03
同じ宗派の晋山式に参列したことがありますが、お坊さんが大勢のお経は迫力がありました
先代の和尚さんも先々代の和尚さんも立派な方でした
玉泉寺の子供の頃から存じ上げている息子さんの時代になったかと思うと感慨無量ですねぇ!年取るのも当たり前ですよね
投稿: 空 | 2014年11月 9日 (日曜日) 20:59
空さんへ
先々代までご存知とは驚きました。
投稿: 玉井人ひろた | 2014年11月 9日 (日曜日) 21:42
すごいですね。
当地では曹洞宗は少数派ですので、江湖会は初めてですね。
もっとも「ごうこえ」と打っても変換しませんね。
投稿: もうぞう | 2014年11月10日 (月曜日) 18:24
もうぞうさんへ
他の宗派では名称が変るようですよ。
投稿: 玉井人ひろた | 2014年11月10日 (月曜日) 19:26