沖縄には・・基地問題がもう一つ
原発問題で注目された福島県知事選では、当選した内堀氏を突然途中から支持に回った自民党(県連は不支持だったが・・)がなぜか?勝利したかのようなコメントを出して、呆れかえりました。
明日の沖縄県知事選は米軍基地の普天間移設が決定するか否かも含め、もう一つの注目される選挙ですね。
それはともかく、沖縄では基地建設の問題が普天間以外にもう一つ起きていることを知っている人は、報道がほとんど無いので地元の人々以外は知られていないでしょうね。
それは、沖縄県与那国町の与那国島に建設が一部(造成)始まっている陸上自衛隊沿岸監視部隊の基地のことです。
この自衛隊基地建設の目的は、日本で最も中国に近い与那国島に度重なる中国の海軍や警備隊が出没したり、弾道ミサイルが落下したりと危険な状況にあることになっていることへの対処として、国が防衛目的で配備する計画ができました。
これに、一旦は賛同した与那国町の外間守吉町長だったのですが、その自衛隊基地配備に当たり、町へ‘迷惑料’を国へ要求したあたりから問題が生じだしました。
簡単に言えば、その金額と国が示した出資のやり方などが町長の考えとズレがおこり、防衛省では配備の白紙も論ぜられだし、基地配備賛成派の与党町議員らと反対の野党との論争が起きてしまったようなのです。
そこで・・・
本日14日、与那国町の外間守吉町長は、与那国島への『陸上自衛隊沿岸監視部隊の配備問題』をめぐり、その配備の賛否を問う住民投票を実施するための条例制定案について審議する町議会の臨時会を、17日(月)に開くと告示に至ったようです。
小さな町で議員は6名、その内訳は与党=3名、野党=3名、で同じなのですが、採決に含めない議長は与党から選出されたため、現状は野党=3名、与党=2名という構成になっているそうです。
野党議員は「賛否を問い、民意を明確にする必要がある」と条例制定の必要性を強調し、与党議員は「既に造成工事は始まっている。(今頃になっての住民投票は)混乱を招くだけだ」と批判し、ているようですが、与野党の議員構成は可決させたい野党が多く、この住民投票案の可決は目に見えています。
もし(間違いなく)可決されると与那国町では↓のような要領で住民投票が行われます。
- 条例制定後速やかに施行され、60日以内に町長が実施
- 住民投票は、中学1年以上が対象となる。
この論議についても全国報道があってしかるべきと思うのですが、同じ日本なのに、それほどの問題じゃないのでしょうか?
それにしても、沖縄の基地問題は尽きない
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コメント
島民が本当に危ないと思っているなら誘致決議があってもいいはずですね。これも金目の問題でしょうか。
投稿: ましま | 2014年11月16日 (日曜日) 11:23
ましまさんへ
沖縄民にとっては、もっと根底にあるものが争点何だと思います
投稿: 玉井人ひろた | 2014年11月16日 (日曜日) 11:53
議員数が6人とは、ビックリですが、東京都などでもあるんですね。
これ以下はないのかな?
投稿: もうぞう | 2014年11月16日 (日曜日) 18:41
もうぞうさんへ
我が村は、その倍くらいの議員数ですが、議員は数じゃないですよね
投稿: 玉井人ひろた | 2014年11月16日 (日曜日) 19:48
ああ、こんなことがあったのですかぁ。
知らなかった (?_?)
住民投票条例の制定の動きは十万票の差をつけて
基地反対派を当選させた沖縄県民の
流れが、与那国島にもその
風を巻き起こした・・ということ
なんでしょうね。
民主主義の国家としては、当然のこと。
それにしても、住民投票が
中学1年から出来るなんて知らなかった (@_@;)
投稿: あね | 2014年11月19日 (水曜日) 17:43
あねさんへ
たぶん、与那国町だけの独自条例だと思いますよ
投稿: 玉井人ひろた | 2014年11月19日 (水曜日) 19:50