中国と日本の医療体制の相違
中国メディア(九個頭條)が記載した、‘日本と中国の医療体制の違い’と言う記事がありました。
その記事は、中国人医師が我が子を診てもらうために訪れた日本の小児科で実体験んし、その違いについて感動を交えて紹介した内容が基になっていました。
●病院
【中国】⇒子供が熱を出すと、親はあわてて大病院に向かう。大病院は重病人であろうとなかろうと、お金さえ払えば診てくれる。
【日本】⇒大きな病院は一般に急患以外、かかりつけ医の紹介状がなければ患者を診ることはない。子供の病気はまず小児科医院を受診するのが普通だ。
●医療費の支払い
【中国】⇒お金が無い患者は追い返される。入院患者でも支払えない貧しいものは治療を途中で打ち切り追い出されることは普通のこと。
【日本】⇒の医療費の支払いは収入によって限度額が決まっていて、収入の少ない国民は支払限度額も低い。(中国人留学生の収入は低いため、その子供の医療費も‘ゼロ’になる場合がほとんど。)
ただし、子供の医療費助成制度は地方自治体によって差がある。
●健康保険制度
【中国】⇒制度は存在するが、中国では戸籍に記載された場所からの移住を法律上制限しているため、地域差が大きい。
【日本】⇒戸籍に関係なく、居住地を自由に選べるので、日本の国民健康保険の中身に地域差はなく、日本国民だけでなく、合法的に居住している外国人も加入できる。
●小児科医の治療のやり方
【中国】⇒中国人の親は我が子が熱を出すと「熱があるので点滴してください」と言う親がとても多く、医師も親の要求そのままに治療をするのが普通である。
【日本】⇒日本の小児科医はやたらと抗生物質を処方しないし、点滴もしない。日本人の親はそう言うことの要求をしない。
もし中国人の親がそう言ったとしても、日本の医師には無視されるだけだ。
●処方箋
【中国】⇒子供にも大人同様に大量の薬が処方される。
【日本】⇒薬局は医師の処方に従いながら、個々の患者に見合った配合と量、そして子供には飲みやすい薬や服用回数が少ない薬などを出す。
この記事の最後には『中国ではありえない子供向けの‘ピンク色でイチゴ味の薬’には感動すら覚える。』という中国人医師の感想で締めくくられていました。
この記事を見つけたとき、そうなのかとそれほど気にしていなかったのですが、きょうのBSで「中国の異変」と言う番組で、「癌」の患者でも支払いができない人を容赦なく病院から追い出す様子が報道され、中国人医師が日本に来て感じたことの大きさを知りました。
番組では、その追い出されたがん患者をある日本人医師が懸命に治療していて、それを見た中国人が少しづつ変化していることが紹介されました。
思い出せば、日本だって昔はこどもにやたらと薬や注射をやっていました。それによって害が出て変化しましたし、法も整備された経緯があります。
中国もこれからでしょう
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コメント
こんばんわ。
・「文章」を読んで。
確かに明らかに、「日中の医療体制」に、差があるのが分かりますね。
投稿: H.K | 2014年12月 7日 21:05
H.Kさんへ
だんだん差は縮まる傾向のようです
投稿: 玉井人ひろた | 2014年12月 7日 22:08
日本の医療は、少しは良い方向に行っているのでしょうか?
少なくとも中国よりはマシですけど。
投稿: もうぞう | 2014年12月 8日 18:17
もうぞうさんへ
たらいまわし、金で治療が買えるとか、実態はあまり芳しいものも多々聞こえてきます
投稿: 玉井人ひろた | 2014年12月 8日 21:01