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2015年2月23日 (月曜日)

デルガード

雑誌の裏に大きな文字で「折れるもんなら、折ってみろッ!」と書かれているのを見つけまして、なんのこったろう?と見てしまいました。

そしたらゼブラのシャープペンの『デルガード』という商品の広告でした。

シャープペンというのは、ちょっとした力加減や芯の出し方で書いてる途中で折れてしまうことは常識です。そこで、折れないように使いこなすようになるわけです。
何年か前から「折れにくい芯」というのが各メーカーから販売されていますが、それでもやはり折れてしまいますよね。

このゼブラの「デルガード」は独自の技術でペン自体が芯をガードして折れにくくした商品なんです。

 <デルガードの特徴>

  • 垂直に強い筆圧が加わると、軸に内蔵されたスプリングが芯を上方向に逃し折れを防ぐ。
  • 斜めに強い筆圧が加わると、先端の金属部品が自動で出てきて芯を包み込みガード
  • その二つの機構が、加わる力の角度や強さに合わせて自動で配分を調整して作動
  • さらに、軸内部にシャープ芯誘導部品を取り付けたことで、短い芯でも芯詰まりしない
  • 小売単価は480~390円

    ※ただし、芯が出ていない状態から、4回以上ノックして書くと折れることがある。

ネットで調べましたら、かなり力を入れて書いても本当に折れないようです。

ゼブラはシャープペン部門で他社に水をあけられていた状態だったそうで、この「デルガード」は起死回生の商品のようです。

単価も高額では無く、これから似た機能を持つシャープペンが出始めそうですね。

さて、話は懐かしいことにかわります。

ゼブラと言えば何と言ってもボールペンのメーカーの老舗ですよね。その名前と、ボールペンが有名になったのは、昭和42年(1967)にテレビCMでしょう。

画面いっぱいに白黒の大きな目玉が出て、『見える見える(ゼブラボールペン)』という音声が流れる、あのコマーシャルです。
今では常識となりましたが、当時は画期的発明だったインクの減り具合が見える透明のボールペンのコマーシャルでした。

その製品「「クリスタル4100四」(通称「ゼブラクリスタル)」というものだったようですが、商品名は全く覚えていませんが「見える、見える」のコマーシャルは今でも忘れません。

懐かしい話です。

私は、このコマーシャルも有って透明な軸のボールペンはゼブラが最初だと思いましたら、最初に透明なのを出したのは、当時大手だった「BICボールペン」が先だったんだそうです。

ただ、BICのは中身は見えるのですが、インクが内側についてしまい減り具合がよく解らないのが難点だったそうで、ゼブラ社はその弱点に着目しインクが付着しにくく減りが判りやすい製品を開発し売り出したのが、「見える見える」のボールペンだったのだそうです。

それは、大成功だったことはあのころを知る人ならお判りでしょう。

そういえばあの当時のBICボールペンのCMも画期的でした。

当時のボールペンの欠点は、名前の由来でもあるペン先の小さなボールが取れて書けなくなることがよくあったことです。

その中でBICの製品のペン先は強くて、どんなことをしてもボールが取れることが無く書けることを証明するため、ボールペン軸を釘のように木の板に打ち付けるという荒業をCMにしていました。

私はその真似をして、BICのボールペンを板に突き刺したことが有りましたが、なんでもなく書けたときには感動ものでした。

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コメント

「見える…見える!」も印象的でしたが、北島三郎さんが歌った「これで30円、真っ黒けのけ♪」もコマーシャルソングの威力を発揮しましたよね~?

投稿: | 2015年2月24日 (火曜日) 09:52

空さんへ

ありました。ありました。「三菱ボールペン」のCMでしたね。

投稿: 玉井人ひろた | 2015年2月24日 (火曜日) 13:36

BICが登場した頃から、ボールペンの品質がぐっと良くなったように思います。

投稿: もうぞう | 2015年2月24日 (火曜日) 19:01

もうぞうさんへ

途中でインクが出なくなったり、逆にインク漏れしたりするのは激減しましたよね

投稿: 玉井人ひろた | 2015年2月24日 (火曜日) 19:32

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