‘携帯電話’への“戻り換え”が増加?
現在普及しているスマートホン(スマホ)に対して、従来からある携帯電話については“ガラケイ”などと呼ばれることが多くなったようですね。
でも、本来は「フィーチャーフォン(従来型携帯電話)」というほうが正しいようですね。だいたい「ガラケイ」とは「日本製携帯電話」だけを指した言葉だったはずです。
それはともかく、私の周りもほとんどがスマホ所有者になってしまいましたので、このまま従来型は消え去るのかとばかり思っていましたが、2年ほど前から異変が起きていたのです。
2月3日
●『MM総研による2014年の国内携帯電話の出荷台数の調査結果』
- フィーチャーフォン(従来型携帯電話)の2014年の出荷台数は1058万台で、前年の2013年と比べ5.7%の増加となった。(2008年以降初めて)
- スマートフォンの出荷台数は2770万台で、前年の2013年と比べ5.3%の減少となった。これで2012年から2年連続での減少となった。
- フィーチャーフォンとスマートフォンを含めた総出荷台数は3828万台で、3926万台だった2013年と比べ2.5%減少。(2012年から2年連続での減少)
この結果が単にスマホの普及が頭打ちになってきたという理由だけではないことが、同社の調べて判りました。
●フィーチャーフォンの出荷台数が復調している要因について、下記の3点が考えられると分析(MM総研)
- 「フィーチャーフォンユーザーにとって、スマートフォンの月額料金が高いから」
- 「同ユーザー層にとって必要な機能がフィーチャーフォンでも揃っているから」
- 上記などの理由から
「スマートフォンに買い替えたユーザーが再びフィーチャーフォンを購入するケースが一定確率で存在する」
この調査結果で、もっとも驚いた点は、スマホを買った人の中に従来型の携帯に戻っている人がいるといことです。
携帯電話会社各社は、この結果を以前から知っているはずですよね。少なくとも、昨年には把握しているはずです。
それでも何もしてこなかったように見えるのは「一時的」と考え、要は通信速度の優先や機能充実をするあまりに、またもや日本のスマホを「無駄機能が多過ぎ」という“ガラパゴススマートホン”になってきているからだと思います。
私にとって、またまた‘様子見の口実’ができて、ありがたい気がします。
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コメント
まったくです。
投稿: もうぞう | 2015年2月 4日 (水曜日) 19:58
もうぞうさんへ
もう少し、状況を見守りましょう
投稿: 玉井人ひろた | 2015年2月 4日 (水曜日) 20:38