政治は情を持って
除染廃棄物の中間貯蔵施設への搬入は、一部市町村で試験配送がはじまったようですが、ここでも環境省のお役人の机上の考えと、現実に暮らす地元住民との考えには開きが有り、輸送ルートの選定でトラブルが生じています。
浪江町では、国の条件「交通事故や渋滞が無いこと。通学路などは通らないようにすることなど住民の生活に配慮する」を考慮し、山間部を走る県道(いわき~浪江線)を申請しました。
ところが、国は「その県道はまだ復旧が不十分」という理由から認めず、国道114号線の仕様を提案してきています。
この114号国道は浪江町の役場や商店街が有る中心市街地を通るルートで、環境省が提示している条件とは相反するルートなのです。
環境省とは、国民の環境を守ることをするところだとわたしは考えていましたが、その地元にも来ず「県道=悪い道」という先入観だけで決めているのだろうか?と勘繰りたくなる態度です。
なにがどうして毎回こうなるのでしょうか?
学問のすすめという書で福沢諭吉は「役人は情をもって政をすべし」と書いていますが、知っている人は居るのでしょうか?
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コメント
新人の役所の職員さん達を好い人が入ったな♪と見ているけど、なぜか?一年後には上から目線の住民を馬鹿にしたような画一化した職員になっているのには驚くと共に恐怖です!
投稿: 空 | 2015年4月14日 (火曜日) 19:06
国は地方地方と言いながら、いつまでも口を挟みますね。
投稿: もうぞう | 2015年4月14日 (火曜日) 19:26
空さんへ
職場環境というのは恐ろしいです
もうぞうさんへ
まだまだ、官制首長制度が根強いのでしょうね
投稿: 玉井人ひろた | 2015年4月15日 (水曜日) 08:28