インク & インキ
全く記憶がないほど、昔であることは認識していますが、それがどのくらい前なのかが判らないのです。
そういうものってありますよね?
これは一時期、インクを‘ペン先につけながら書くことにあこがれた’ころであることは頭にあるのです。
ネットで調べた結果、このパイロットのデザインは「昭和40年代」のものだそうですが、私の地域の店ではたぶん昭和50年代に入っても在庫していた可能性が高く、そこから私が買ったのは昭和40年代の後半~昭和50年ごろだと推測しました。
そのころだと、なんとなく買った気持ちが思い出される気もしました。
ところで、わたしは「インク」と思っていたのですが、パイロットのHPをみたら「インキ」となっていました。どちらが正しいのか?と調べたら面白いことが判りました。
- 「インク」
インクという呼称は、英語の「ink」の日本語読み。 - 「インキ」
インキという呼称は、オランダ語の「inkt」の読み方
特に「インキ」の言い方は主に筆記具メーカーや印刷業界で用いることが常で、パイロットもその慣例に従って「インキ」と言っていることが判りました。
でも、そうなるとパイロット社が箱に記載している「IHK」は英語表記であり、厳密に言えば誤記載・誤読ということになりますね)
しかし、単価も130円→400円になっていて色も4色になっている違いも有りますが、中身のインキそのものが私の持っている物と、現代のは全く違います。
私の持っているインキは鉱物系の材料が使用される従来型で、書いたときは青く時が経つにつれて化学反応で黒に近くなっていくタイプです。
それに対し、いまのパイロットのは「顔料」が主になっているそうです。ですから、古い万年筆に、現在のインキをそのまま補充すると書けなくなることがあるそうで、しっかり洗い流してから使わないといけないようです。
いずれにしても私の持つ古いインキ、いつ使うことになるのか?それが不明です。(まだまだ使用可能)
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コメント
万年筆が見直されてきましたが、なにかとボールペンが便利です。
それにしても何十年もインクが変質や蒸発しないで残っているとは、ビックリです。
投稿: もうぞう | 2015年6月24日 20:02
もうぞうさんへ
これって、まだまだ大丈夫のようなんです
投稿: 玉井人ひろた | 2015年6月24日 22:22