改正安保法で繰返される‘キーワード’
安全法改正の論議が国会内外で激しくなっていますが、その間隙を縫うように「訓練」と言う名目で本日21日海上自衛隊のP3C哨戒機1機が、南シナ海に面するフィリピン西部パラワン島プエルトプリンセサに到着しました。
自衛隊の部隊が同島に入るのは初めてのことになるようですが、その目的は中国が埋めて立ている南シナ海の島の偵察であることは、誰が見ても明らかで、まだ議論が続く国会になんらかの波紋を与えるのは確かですね。
ところでこの議論、野党や反対派等の指摘ばかりの報道を視ているとその根本が見失われそうなので、内閣官房のHPにある「平和安全法制整備法」の政府の案文というのを見てみたくなったのです。
http://www.cas.go.jp/jp/gaiyou/jimu/housei_seibi.html
そしたら、約90ページにもわたる原文で、それも縦書きなのでとてもパソコンの画面上閲覧し難く読む気力をそがれてしまいました。
ということで、さらさらと画面を自動的に流し見る方式をとりました。
すると、なんども繰り返される言葉が目に入ってきたのです
“・・・アメリカ軍とオーストラリア軍に・・・・を提供・・・”
↑この文脈がキーワードとなって、ほんとうにしつこいくらいに何度も、何度も、何度も、何度も、何度も案文に使われるのです。
これは、もう明らかに「集団的自衛権=アメリカ軍と行動を共にすること」ですし、オーストラリア軍が同じく出るということは南シナ海と東シナ海での中国軍への‘対抗処置法’としか言えないでしょう。
ほぼ泥縄状態、さらに特定国家に偏った法案作りに等しく、ここでの法案作りを間違えると大変なことになりかねないという印象をもちました。
政府与党は正直に‘自衛隊と国民のリスク’を説明すべきでしょう。
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コメント
こんばんわ。
どの文章も、余り理解出来ない事ばかりですね。
投稿: H.K | 2015年6月21日 (日曜日) 21:06
H.Kさんへ
いろいろな意味で解り難いですね
投稿: 玉井人ひろた | 2015年6月22日 (月曜日) 08:03
げ、見る気読む気もおきませんね。
斜め読みでもそのチャレンジ精神はたいしたものです。
投稿: もうぞう | 2015年6月22日 (月曜日) 18:11
もうぞうさんへ
野党のほうもちゃんと読んだ議員はいるのでしょうかね?
投稿: 玉井人ひろた | 2015年6月22日 (月曜日) 19:00
私も読んでいません。
その読もうという精神に脱帽!
でも、なんだかんだいっても米軍がどこかで戦争を
すれば、「武器の使用はしないけど、行使はします。」
ああ~あ、日本語を扱うものとして、外国人に
これをどう説明したらよいものやら?
この言葉は回避します。
海彼の国の揉め事に首を突っ込む法案を開扉するような
ことは、回避したい。
投稿: あね | 2015年6月25日 (木曜日) 09:34
あねさんへ
現代でも難解な言葉を政府は使いますが、戦前はもっと難解だったようです。
真珠湾攻撃前の日本政府がアメリカ政府に送った書簡は、外務官僚たちが英訳するのに悪戦苦闘し遅延したという話しがあるくらいです
投稿: 玉井人ひろた | 2015年6月25日 (木曜日) 16:00