NHKアナの「フィルダースチョイス」
夏の甲子園大会をかけた高校野球の福島県予選大会は本日準決勝が行われた結果、明日の決勝は「聖光学院 X 日大東北」という3年連続で同じ高校の対決と言う珍しい結果になりました。
過去の両校の対決はほぼ全試合が‘日大東北の大逆転負け’という、日大東北高校にとって聖光学院は因縁の相手、鬼門の相手でもありその心中は穏やかではないでしょう。
それはともかくこれらの予選の放送は地元NHKテレビ・ラジオが独占していますが、担当するアナウンサーの野球の‘無知さ’を示す言葉は、毎回、毎回、耳障りで嫌になります。
きょうも、それがありました。
準決勝の試合は1点差をあらそう投手戦となり、選手の素晴らしい守備がなんどもみられましたが、それを馬鹿なNHKアナウンサーが台無しにした気がします。
特に、勝った日大の投手のフィールディングが良く、ランナーが1塁に置いても打者の内野ゴロをうまく拾って、2塁でアウトを取り進塁を阻止していました。
そのナイスフィールディングの様子を、なんどもこうアナウンスしたのです
「OO“フィルだーチョイス”で2塁に送球、1塁ランナーをアウトにしました」
日本における野球の場合、アマ、プロに関わらず「フィルダーチョイス」と言ったら、守備側の野手の「エラー」を言います。
※フィルダースチョイス『Fielder's choice』(公認野球規則では「フィールダースチョイス」と記)
「打者のゴロを処理した野手が、1塁へ送球していれば打者走者を確実にアウトに出来るが、1塁走者を2塁でアウト、または両者をアウトにしようと2塁に送球した結果まにあわず、2塁でも1塁でもアウトを取れなかった場合」で、記録上では「Fc」と表示され「エラー(失策)」扱いとなる。
どこで「フィルダースチョイス」の言葉を覚えてきたのか?何かの一つ覚えのようにそのアナウンサーは、野手が内野ゴロを2塁に送球することをすべて「フィルダースチョイス」と言い表していました。
聞くたびに、「何、言ってんだ?こいつは」と思わず声を出しながら視ていました
)
そしてもう一つ
実況のNHKアナ
「そして、OO選手がネバッテ、ネバッテ~ヒットになりました」
実際は、まったく違います。
ベテランアナなら
「ボールは浅いフライ、レフトとライトが同時に出てくる。どっちが取るのか?あっと、レフトがセンターの選手を見て躊躇、ボールを落としてしまった~」
状況が全く違うのが良く解るものですよね
こんなアナウンサーしかいなかったのか?人選はNHKのボーンヘッド(bonehead)じゃないでしょうか?
明日の決勝に向け、ちゃんと注意され修正されていていることを望みます。
本日は、野球を知らない人にはチンプンカンプンだったかな?
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コメント
こんばんわ。
アナウンサーにも、「間違い」(勘違い)な言い方をしますね。
投稿: H.K | 2015年7月25日 (土曜日) 21:32
H.Kさんへ
今回のは、レベルが低すぎです
投稿: 玉井人ひろた | 2015年7月26日 (日曜日) 13:43
もっと仕事の事ぐらい学習して欲しいですねぇ!アナウンサーがタレント化しているのはともかくとして、専門分野ぐらい違いを見せて欲しいんですけど
投稿: 空 | 2015年7月26日 (日曜日) 13:57
空さんへ
地方局は人材不足ですから、若いアナウンサーを使うんですよね。
ただし、決勝戦だけはベテランが受け持つようで、きょうは安心の放送でした。
投稿: 玉井人ひろた | 2015年7月26日 (日曜日) 16:45
NHKの地方のアナウンサーは、野球好きな人ばかりではありません。
それでも「おまえ中継を担当しろ」なんて言われることもあります。
もちろんにわか勉強しますが、とうてい理解度は低いでしょう。
しかしね~それはまずいでしょう。
解説もいたのでしょうが、そこを指摘するには???
投稿: もうぞう | 2015年7月28日 (火曜日) 07:28
もうぞうさんへ
解説者も、ひごろはやっていない方なので指摘まではできなかったのでしょう。でも内心では呆れていたのでしょう、決勝の時のベテランアナとやり取りはなにか、嬉しそうでした
投稿: 玉井人ひろた | 2015年7月28日 (火曜日) 08:12